JAZZ MOBILE
JAZZ〜JAZZY MUSIC TOTAL SITE
JAZZ MOBIILEオリジナルアパレル&グッズの物販をはじめました!!!
第一弾はJAZZ MOBIILEのロゴをあしらったTシャツを作成。
興味のある方は このHP内の「アパレル・グッズ」をご覧下さい。
今後ともJAZZ MOBIILEをよろしくお願い致します。
JAZZ MOBILEに新たな仲間が加わりました!
現役大学生の「nano rings」さん。
新たに「nano rings」さんのページを作成し簡単なプロフィールを掲載しておりますのでチェックの程よろしくお願い致します。
ただ今「JAZZ MOBILE」ではこのHPへのアップは休止し Facebookの公開グループ「JAZZ MOBILE」にて 期間限定でジャズのみならずあらゆるジャンルの音楽をご投稿頂き 少しでも皆さまで楽しみをシェアして頂こうと言った試みを行なっております。
ぜひFacebookの「JAZZ MOBILE」を覗いて頂ければ幸いです。
レビュー #54
Penthouse Serenade / Nat King Cole
* ややこしくなるので10inchでリリースされたSPは全面的に無視!
1955年にリリースされた『ナット キング コール』名義では最後となるインストアルバム「ペントハウス セレナーデ」
とは言っても改めて考えてみると〜嘘か本当かよくわからない『オスカー ピーター ソン』とのエピソードも残されていますが〜オフィシャルでリリースされた純粋なインストアルバムはキャピトルレーベルで1943年〜1949年の間にレコーディングされた楽曲をコンパイルしたアルバム「ピアノ クラシックス」と「ペントハウス セレナーデ」2枚だけしか残されていません。
またキャピトルレーベル期では 1936年の初レコーディングからデッカレーベルを経由しキャピトルレーベル初期迄にレコーディングされたブラックミュージックテイスト溢れるジャンプ系の楽曲は徐々に影を潜め 白人のリスナーにも支持される様な 大衆音楽〜ポップス路線を推し進める事となり「ピアノ クラシックス」に於いても大衆音楽化が進んでいる事を確認する事が出来ます。
でっアルバム「ペントハウス セレナーデ」ですが…「ピアノクラシックス」よりも更に大衆音楽化を推し進め「ジャズ」とも「ジャジー」とも言える絶妙に普遍性を持たせる事に成功したアルバムと言えると思います。
ただし大衆音楽化を推し進めたとは言え 無記名なカクテルピアノ的な演奏ではなく しっかりと記名制を持たせた一本軸が通っている素晴らしいアルバムに仕上げているあたりのさじ加減は 才能の塊『ナット キング コール』だからこそ出来る「技」と言ってもいいのかもしれません。
ジャケットはまず間違いなく白人のリスナーをも意識したイージーリスニングユースを狙った物だと思いますが…「ジャズ」としても「ジャジーなイージーリスニング」としてもしっかりと聴く事ができる 個人的にも大好きな素晴らしいアルバム「ペントハウス セレナーデ」でチルアウトを!
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #53
On The Sunny Side Of The Street / デュークエイセス & 間宮利之 & ニューハード
元々がミュージカルで使用されヒットした流行歌なので 別にジャズミュージシャンの専売特許と言う訳ではないのですが…ジャズスタンダードとなっている「オン ザ サニーサイド オブ ザ ストリート」
ジャズフィールドでばっと思いつくところでは…『アール ハインズ』『ライオネル ハンプトン 』『ジョニー ホッジス』『ディジー ガレスピー』『ビリー ホリデイ』『ナット キング コール』『バンク ジョンソン & ルイ アームストロング 』…。
しかしジャズフィールド以外であったり ジャジーなテイストを持ち味としている…『ジェームス ブッカー』『トロンボーン ショーティー』『エスペランサ スポルディング』『パイド パイパーズ』『吾妻光良 & スウィンギン バッパーズ』『バンバン バザール』…なども決してジャズフィールドでのヴァージョンに引けを取らない素晴らしいパフォーマンスを繰り広げているんです。
その中でも大穴だと思われるのが…1960年にレコーディングされた 『宮間利之 & ニューハード』によるビッグバンドサウンドをバックに『デュークエイセス』がジャンプしまくる「オン ザ サニーサイド オブ ザ ストリート」!!!
『ミルス ブラザーズ』と『カウント ベイシー 』のコラボアルバム想起させられる…と言っても「ベイシー & ミルズ」のアルバムは1968年リリースで こちらの『デュークエイセス』ヴァージョンの方が先にリリースされていると言うっ!!!
当時の日本のジャズシーンの底力を痛感させられる素晴らしいジャンプヴァージョンへと仕上げられているんです!
掘っていけば まだまだあまり陽の目を見ていないこの様な素晴らしいヴァージョンを探しあてる事ができるんでしょうねぇ。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #52
OM / John Coltrane
久しぶりに『コルトレーン 』
『大谷能生』氏の名言「アフリカとインドを混ぜると危険!」
その言葉通りにやらかしたのが…1965年10月1日にワシントンでレコーディングされた「OM」
『コルトレーン 』のアルバムの中で最もハードコアなアルバムだと言ってもいいかもしれません。
「OM」がレコーディングされる前日にはオリジナルクァルテットに『ファラオ サンダース』と『ドナルド ギャレット』を加えたユニットでライブを行っており その演奏はインパルスからリリースされている「ライブ イン シアトル」で聴く事が出来ます。
「ライブ イン シアトル」の内容はと言うと…このライブでしか聴く事の出来ない一種独特なドープさを感じさせられる演奏が繰り広げられており 個人的には『コルトレーン 』の全アルバム中でも3本の指に入るくらい大好きなアルバムなんです。
でっ「OM」に話しを戻しますと…このアルバムのレコーディングは何故かニュージャージのヴァーゲルダー スタジオで行われる事なく ワシントンのスタジオでレコーディングされており また前日に行われたライブのメンバーに『ジョー ブラジル』と言う謎のフルートプレイヤーを更に加えてのレコーディングとなっているんです。
なかなか謎の多いアルバムなのですが…収録されている楽曲は約30分の「OM」1曲のみ。
イントロではンビラや鈴系のパーカッションに加えマントラの様な唱和から始まり エンディングも同じスタイルで終わると言った ある意味コンセプトアルバムと言っても間違いない内容となっています。
肝心の演奏ですが…前日のライブとは打って変わり ドープさは影も形もなくなり 全員がかなりハイテンションでのプレイに終始し『コルトレーン 』はじめ各ミュージシャンのソロも構成を考えて…と言うよりも最初の1音目からフルパワーでと言った様なソロが展開されオープニングからエンディングまで緊張感が途切れる事のないハードな演奏となっています。
多分『マッコイ 』と『エルヴィン』は相当キツかったのでは…(笑)
ここから先は憶測にしか過ぎませんが…当初シアトルでのライブは9月30日のみだと思われていましたが このライブの演奏がラジオ放送されており その放送された音源がブートとしてリリースされた際 シアトルでライブは複数日行われていた事が判明しています。
だとしたら…シアトル滞在中に『コルトレーン 』が「OM」の構想を思いつき シアトル近郊のローカルミュージシャンだと思われる謎の『ジョー ブラジル』がワシントンのスタジオを手配しセッションに加わりレコーディングが行われたのではないのかと…。
また「OM」の演奏とフルートとの親和性はとても高く思われ『コルトレーン 』が『ジョー ブラジル』なるミュージシャンをレコーディングに迎えたとしても不思議ではありません。
そう仮定してみるとシアトルでのライブ最終日の翌日 縁もゆかりもないワシントンのスタジオでこのレコーディングされた事もなんとなく納得できる様な気もします。
またクロノジカルにアルバムを並べ「OM」を聴いてみると その前後にリリースされているアルバムの内容との連続性はあまり感じる事が出来ず 若干唐突な感じを受ける様な気がします。
しかし〜それが何かは『コルトレーン 』のみ知る事ですが〜自身の思想と 何かを突破し次のステージへ到達しようと言った意思をとても強く感じる事が出来るアルバムだと思います。
でもまぁ…その思想と突破しようとする何かがアフリカとインドを結びつけてしまう事となってしまったとも思うのですが…。
ハードコアな『コルトレーン 』を求める方にはこの「OM」と 現在リリースされている音源の中では生涯最後の演奏となる「オラトゥンジ ライブ」をお勧めします。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆レビュー #51
1990年頃レアグルーヴムーヴメントと連動する様に次々と大量にリイシューされたプレステッジレーベルからリリースされたジャズファンク系のアルバム。
その中でもコテコテ度数が高かったのが『ジョニー ハモンド スミス』名義のアルバムの数々。
当時は黒々としたぶっとく重心の低いグルーヴにやられっぱなしでしたが…現在聴いてみるとあまりのヘヴィーさにちょっと胸焼けが…。
でっ 現在の音楽シーンと最もフィットし同時代的なサウンド並列に置いても違和感なくリスニングできるアルバムはと言うと…1970年代中頃『マイゼル ブラザーズ 』の「スカイハイ プロダクション」の元制作されたアルバム「GEARS」や「Gambler's Life」あたりではないかと。
聴けば聴くほど奥深くグルーヴ感も抜群なDJによるプレイでもお馴染みの素晴らしいアルバムです!!!
でっ せっかくなのでアルバム「Gambler's Life」をあえてフルヴァージョンでっ!(キャプションにソングリストがクレジットされています)
☆ おまけ アルバム「GEARS」からキラーチューンの「ファンタジー」
https://youtu.be/GCUnZJsvhE4
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
現在Facebookのグループ「JAZZ MOBILE」ではコーラスグループ『マンハッタントランスファー』のジャジーなテイストのヴォーカリーズなどをあえて避け アルバムリリース時に於ける同時代的なポップスや 時間の経過にも風化する事のない素晴らしいポップスサイドの楽曲をセレクトしアップしております。
シングルカットされず アルバムの中だけに留まり普段あまり前面に出る事のない隠れ名曲や 冴え渡ったセンスを感じる事ができる楽曲など新たな『マンハッタントランスファー』の一面を発見する事ができる事と思います。
ぜひFacebookのグループ「JAZZ MOBILE」もご覧頂ければと思います。
☆ Facebook「JAZZ MOBILE」
https://www.facebook.com/groups/1738489846171033/?ref=share
☆ レビュー #50
マッコイ タイナーが81才で亡くなったそうで…。

コルトレーンのオリジナルクァルテット脱退後 …特にコルトレーン急逝以降 やはりどうしても『コルトレーン 』と言う巨大な存在を背負っての活動は否めなかったと思い 色々と大変な事も多かったのだろうと思います。
ブルーノート期を経てのマイルストーン期ではワールドミュージックとスピリチュアルジャズとの融合等に活路を見出し 自身のプレイだけではなくコンポーザーとしての才能をも遺憾なく発揮したオリジナリティー溢れるアルバムを数多くリリースしてています。
しかも独自の素晴らしいアルバムの内容もさることながら しっかりとしたアセールスも叩き出しリスナーに歓迎を持って受け入れられマッコイ タイナー の試みは大成功した言ってもいいのだと思います。
またマイルストーン期での成功はコルトレーンの亡霊を振り切りマッコイ タイナー自身の立ち位置を確立し その後の活動の起点となったと言っても過言ではないと思います。
個人的に最も好きなマッコイ タイナー名義のアルバムは1974年にサンフランシスコのキーストンクラブでレコーディングされた「アトランティス」なんです。
このライブではオリジナル曲の他「イン ア センチメンタルムード」「マイ ワン アンド オンリー ラヴ」とスタンダードもピックアップされています。
しかしこれらのスタンダードは当時マッコイ タイナーが考え行っていた独自の解釈での演奏がなされており オリジナル曲での演奏となんら違和感なく統一感のあるライブアルバムとなっているんです。
でっ この「アトランティス」からセレクトするのは…以前アップした事もあるのですが 問答無用にタイムレスで大好きな高速サンバジャズ「ラヴ サンバ」!!!
この「ラヴ サンバ」はジャズフィールドのみでなく多くのミュージックラヴァーにも聴き継がれていかれる事となると思い この楽曲〜演奏と共にマッコイ タイナー の名前も語り継がれる事となるのだと思います。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #49
The Harvest / Joe Zawinul 〜Reedited By Joe Claussell
「ウェザーリポート」期ではアルバム「ブラックマーケット」でトライバルなテイストを前面に押したサウンドを聴く事が出来ましたが…まさか「ウェザーリポート 」解散後『ジョー ザヴィヌル』ソロでの音楽活動がトライバルに特化した活動になるとは全く予想外の出来事でした。
ちょっとユルさを感じさせる「ウェザーリポート 」晩期のアルバムに対し 正式に「ウェザーリポート 」を解散させる前から着手していたソロ名義の「ダイアレクツ」はとてもタイトな仕上がりで個人的に大好きなアルバムなんです。
*「ウェザーリポート 」最後のアルバムとなった「ディス イズ ディス」はその前にリリースされた「スポーティン ライフ」でコロンビアとの契約が終了したと思っていたら 実はまだ1枚…といった契約の関係で無理矢理制作されたアルバムとも言われている様です。
でっ…そのアルバム「ダイアレクツ」の冒頭を飾る「ザ ハーヴェスト」を「Body & Soul」でもお馴染みニューヨークを代表するハウサー『ジョー クラウゼル』がリエディットしたヴァージョンがこれまたかっこいいっ!
↓はリエディットを手掛けた『ジョー クラウゼル』自身がプレイをしている様子です…気合いが入ってますよっ!!!
『ジョー ザヴィヌル』の新たなチャレンジの第一歩…と言うには素晴らしすぎる1曲です!
☆ おまけ ザ ハーヴェスト / ジョー ザヴィヌル オリジナルヴァージョン
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #48
All About vol.1〜3 / Capt John Handy
学生時代足繁く通っていた 水道橋駅のすぐそばにあったモダンジャズとは無縁のトラディショナルジャズ専門のジャズ喫茶「SWING」
行かれた事がある方ならご存知でだと思いますが…一番目のつきやす場所に飾られていたのが この『キャプテン ジョン ハンディ』のジャケット。
1900年生まれの『キャプテン ジョン ハンディ』は元々ニューオリンズでクラリネットを吹いていたそうで その後アルトサックスへ転向し1960年代迄はニューオリンズのローカルミュージシャンとして演奏をしていたそうなんです。
また自身のバンドの他に「ニューオリンズリバイバル」時にスポットライトが当てられ一躍有名になったトランペッター『キッド トーマス』のバンドでの活動も同時に行っていたとの事です。
このアルバムは1965年レコーディングのライブでの演奏が収録されているのですが…時代も関係してかジャケットとは裏腹にイナタさの中にもモダンなテイストをも感じさせられる演奏を聴く事が出来るんです。
また添付してある演奏はこのアルバムからの演奏ではなく 1962年にレコーディングされた「アイスクリーム」🎷
ここでの『キャプテン ジョン ハンディ』の演奏は…いかにも叩き上げらしいラフでタフなエンターテイメント性溢れるロングソロをガッツリ聴かせてくれています!
このアルバムでは 編成こそオーセンティックなニューオリンズジャズスタイルでの演奏ですが…決して観光客等を対象とした形骸化した「フォーマット先行のジャズ」ではなく 独自に時代を反映した正に生きている演奏で お客さんも大騒ぎの「大衆音楽としてのジャズ」を存分に楽しむ事が出来るライブ盤です。
ニューオリンズジャズって…1600年代に始まったアフリカからの奴隷移送に伴う影響からなのか…どこかしらカリビアンなテイストをも感じ取る事が出来ると思うのですが…。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆レビュー #47
Feel Like Making Love / Ernest Ranglin
1961年 ジャマイカでスカの誕生と共に設立されたリジェンダリーレーベル「スタジオ 1」から初のアルバムとしてリリースされた「ジャズ ジャマイカ」
このアルバムで演奏しているのは『サラ ボーン』に「世界で5本の指に入るトロンボニスト」と言われた『ドン ドラモンド 』や『ルイ アームストロング 』に「ジャマイカのレスター ヤング」と言われた『ローランド アルフォンソ 』など…後の「スカタライツ」の中心となるミュージシャン達です。
またこのアルバムには『ジャマイカの至宝」と言われ ジャズシーンでは『モンティ アレキサンダー 』との共演でお馴染みのギターリスト『アーネスト ラングリン』も参加しているんです。
その『アーネスト ラングリン』は 『レスリー バトラー』等と 1965年にジャズに特化した「ギター イン アーネスト」をリリースし 現在ではカリビアンジャズのマスターピースとなっています。
* おまけで このアルバムに収録されている「チェロキー」も貼っておきます。
1932年生まれの『アーネスト ラングリン』は1950年代『チャーリー クリスチャン』に影響を受け ジャマイカ国外でジャズミュージシャンとして活動をし 本国ジャマイカではジャマイカのトラディショナルミュージック「メント」や「ジャマイカンR&B」などのレコーディングや また「スカ」の誕生にも関わると言った幅広い活動を古くから行っていたそうです。
1963年に渡英した際には数々の名ライブアルバムを生み出しているジャズクラブ「ロニー スコット 」のハウスミュージシャンとして活動する傍ら UK産ジャマイカンミュージック〜スカをベースとし世界的大ヒットとなった『ミリー』の「マイ ロリポップ」をプロデュースすると言った多才ぶりを発揮しています。
ジャマイカへ帰国後は数々のオリジナルアルバムをリリースし…1990年頃からはアフリカのミュージシャン達とのセッションやクラブミュージックへも接近したりと更に幅広い活動を行うと言った 一箇所に留まる事なく好奇心溢れる素晴らしいアルバムを次々とリリースしています。
でっ 今回ピックアップしたのは 1976年「MPS」よりリリースされたアルバム「ラングリプソ」
このアルバムは 1950年代にカバー済みの『ビル ドゲット』の大ヒット曲「ホンキートンク 」や『スタイリスティックス』の「ユー メイク ミー ブランド ニュー」『パコ デ ルシア』の「ティコ ティコ」…のカバーはじめオリジナルの楽曲で構成された 超絶なテクニックによるソウルフルなテイスト溢れる しっかりと時代を反映した素晴らしいアルバムなんです。
『アーネスト ラングリン』のプレイは個人的に「ちょっと弾き過ぎじゃ???」と思わせられる事もあるのですが…この「フィール ライク メイキング ラヴ」のカバーはテクニックと個性と解釈がとてもいいバランスで成り立ったキラーなヴァージョンへと仕上がっています。
また「ジャジー度」と言う事で言うと「ギター イン アーネスト」に収録されている「チェロキー」よりも上ではないかと。
『アーネスト ラングリン』にとってジャズは「目的ではなく」スカ〜レゲエ〜ジャズ〜アフロ〜クラブミュージック…様々なスタイルでの演奏を行なっている中での あくまでも「自身の表現のひとつの手段」であると思われます。
しかしながらどの様なカテゴリーに於いても極めて優れた演奏〜表現をし得る事が出来るワン&オンリーなリジェンド…と言った素晴らしい存在感を持ち得た素晴らしいミュージシャンと言っても過言ではないと思います。
ジャジーなテイスト以外でも素晴らしいアルバムを数多くリリースしており 様々な側面から『アーネスト ラングリン』の素晴らしい演奏をリスニングしてみては如何でしょうか?
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #46
One / Ahmad Jamal
例によって『マイルス』が影響を受けたミュージシャン…と言う発言で名前を知り実際にレコードを買い始めた『アーマッド ジャマル』
多分最初に入手したのは「アーゴ」からの「ポートフォリオ オブ 〜」だったと思うのですが あまりピンとは来ず…。
その後もディスクガイドでレコメンされて、いるアルバムを入手するも「う〜ん」…と言った感じで長らく放置していました。
そんな中知ったのがエンタメ系のアルバムをメインにリリースしていた「20th Century Fox Record」からリリースされていたアルバム「ワン」
このアルバムはジャズフィールドからではなくレアグルフィールド またヒップホップトラックのサンプリングソースとして多々使用されている…と言った事で知ったアルバムです。
ただ なかなか入手が難しく 見つけたとしても二の足を踏む様な価格だったりしたのですが…中央線にあったレコ屋で投げ売りされており3桁で入手する事ができたと言うラッキーな盤でした。
早速 聴いてみるとビックリっ!!!
1978年リリースのこのアルバムではピアノ〜エレピを使い分け それまでのアルバムでは聴いたことのないファンキーでクロスオーバーなサウンドがっ!!!
わかりやすく例えてみると…それ迄聴いてきたアルバムが『サム クック 』の「ライブ アット コパ」だとすると この「ワン」は「ハーレム スクウェア ライブ 1963」と言っても間違いではないかと…。
しかし 話しはここで終わらず…
1985年「アトランティック」からリリースされたスタンダードをベースとしたアルバム「デジタル ワークス」でアルバム「ワン」に収録されているタイトル曲「ワン」をセルフカバーしているんです。
オリジナルヴァージョンは『アーマッド ジャマル』のピアノトリオにフルート、ギター、シンセ、パーカスの大所帯で演奏されているメロウでありながらも重心が低いグルーヴがとても魅力的な同時代的なサウンドでの演奏が繰り広げられています。
また「デジタル ワークス」のヴァージョンではピアノトリオにパーカスと言ったシンプルなセットでの演奏ですが 1985年と言う年代とフィットした 時代を存分に意識した同時代的なスマートで存分にグルーヴ感を感じさせられるファンキーな演奏とサウンドに仕上げられているんです。
「デジタル ワークス」のヴァージョンが洗練された素晴らしいヴァージョンとなった「肝」は間違いなくベースがウッドベースではなくエレキベースであると言ってもいいと思われ 楽器のチョイスはプロデューサー側からの意向だったのか『アーマッド ジャマル』の意向だったのかはわかりませんがグッドチョイスだった事は確かだと思います。
時代のトレンドを意識した2つの「ワン」の聴き比べはとても楽しいリスニングです。
* このアルバム「ワン」で勢いついてしまい その後『アーマッド ジャマル』のアルバムを買い漁ったのですが…決してイノヴェーターではありませんが とても素晴らしいクリエイターでありミュージシャンである事が証明されているアルバムが多々ある事を知り 今でもフェヴァリットミュージシャンの内の一人なんです。
またそのうちに『アーマッド ジャマル』の また違ったアプローチでの素晴らしい演奏をピックアップしたく思います。
☆ 「デジタル ワークス」ヴァージョンの「ワン」
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #45
Bamako Love / Don cherry
「あるある」な…レコ屋の店頭で流れていて即買いした 1985年リリースのアルバム「ホーム ボーイ」
当時自身は『ドン チェリー』かゲスト参加している前回アップした『リップ リグ & パニック』や『リップ リグ & パニック』の母体と言っても過言ではない「ザ ポップ グループ」のアルバム…また「オーガニック ミュージック ソサエティー」「ブラウン ライス」「エターナル ナウ」…といったトライバルミュージックとリンクしたアルバムは また聴いた事がなく、 理解しきれないながらも「フリージャズとしてのドン チェリー」しか知らなかった時期に入手したアルバムなんです。
また その頃はレゲエも上っ面しか聴いておらず ワールドミュージックムーヴメントも起こる前…音楽のリスニングが足りなく 何もわからないながらもトライバルなテイストに強く惹かれ かなりヘビロテでリスニングしたアルバムでもあるんです。
その為 このアルバムで聴く事の出来るアフロトライバルなサウンドなどは『トーキング ヘッズ』や『バウ ワウ ワウ』や『アダム & ジ アンツ』…などからの影響なのか???
…と 後になって様々な音楽を聴き進めていくうちに若気の至り〜知識の脆弱さから勘違いな推測でリスニングしていた事が発覚したと言う…お恥ずかしい。
この「ホーム ボーイ」は年代的な事を考えると…1980年代後半に『ピーター ガブリエル』が主催する「WOMAD」など全世界的に巻き起こったワールドミュージックムーヴメントなどに先駆けて制作された
ポストパンク〜ニューウェイブとトライバルな音楽とをジャズを媒介として理想的にミクスチュアーさせポップなサウンドへと昇華させた先駆的な素晴らしいアルバムだと言っていいのだと思います。
でっ今回 ピックアップしたのは…あえてニューウェイブ色が薄くオーセンティックなアフロポップスをベースとし演奏されている「バマコ ラヴ」
ジャズフィールドのミュージシャンとは言え 一箇所に留まる事なく多彩な音楽活動を行なってきた『ドン チェリー』だからこその 流石なグッドチューンです。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #44
Tax Sex / Rip Rig & Panic
最近「ブリストル」の1790年代からの音楽シーンを追っているのですが…その中で必ずぶつかる事となるバンド「リップ リグ & パニック」
このバンドは同じ「ブリストル」のオルタナバンド「ポップ グループ」の『ギャレス セイガー』と『ブルース スミス』がコアメンバーとなり『マーク スピンガー』『ドン チェリー』の継娘『ネナ チェリー』…が参加したポストパンク〜ニューウェイブバンド。
『ローランド カーク』のアルバムタイトルが引用されたバンド名からもわかる様に ジャズからの影響を強く前面に押し出している 今聴いてみても とても斬新で素晴らしい演奏が繰り広げられているんです。
でっ この楽曲は1982年リリースの2ndアルバム「アイム コールド」に収録の「タックス セックス」
このアルバム「アイム コールド」は現代に於いては もはやジャズアルバムと言った角度からリスニングされてもなんの不思議もない内容なのですが…
あまりジャズ寄りの楽曲をピックアップしても…と思いニューウェイブなテイストも充分に感じられるこの楽曲を。
前半の『ネナ チェリー』のヴォーカルのバックから既に『マーク スプリンガー』のピアノを中心とした強烈でファンキーなフリージャズなプレイを堪能する事ができるグッドチューン。
活動期間が短くアルバムは4枚しかリリースされていない事が悔やまれますが…時代的な事を考えると仕方がない様な気も…。
「ブリストル」が生み出したニューウェイブとジャズを理想的な形でミクスチュアーさせる事に成功し リリースされたアルバムはこれからもクラシックスと位置付けられれ聴き続けられるであろう リジェンドの名にふさわしいバンドです!
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #43
It's Just Love / Misia feat 黒田卓也
ミーシャの考えるジャズ( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾
解釈の多様性
「東京JAZZ」はじめ 単独での活動も活発な…『黒田卓也』氏による「ブルーノート レーベル」からのリーダーアルバムなどでも聴く事が出来る『ホセ ジェームス』〜『ピノ パラティーノ』仕込みのソウルフルでジャジーにプロデュースされたサウンドをバックにパフォーマンスを繰り広げている『ミーシャ』の「ソウルジャズ」プロジェクト。
1月22日には自身の楽曲のセルフジャズカバーや『マーカス ミラー』等をゲストに迎えた楽曲も収録された このプロジェクトでのアルバムもリリースされました。
むかしミュージカルで使用された楽曲やティンパンアレイ系のヒット曲をジャズ化させていた時代は この様なスタイルで楽曲をリメイクしていたのでは???
…と 大衆音楽とジャズがフレンドリーにリンクされている オープンでポジティブな試みでの素晴らしいプロジェクトだと思います。
この様なアルバムやライブをキッカケに『黒田卓也』氏のアルバムなどが聴かれたり
徐々に増えつつある 多様に解釈された同時代的なサウンドを持つジャズ〜ジャジーなミュージシャンが出演する「ジャズフェス」などへも足を運ぶリスナーが増える様になると 新陳代謝のある新たな面白いジャズシーンが形成されるのではないかと…。
バックのサウンドも含めミーシャの考えるジャズを聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #42
しらけ鳥音頭 / Gentle Forest Jazz Band
現在進行形のジャズヾ(´︶`*)ノ♬
ジェントル久保田氏インタビュー
〜自分たちの感覚をスウィングジャズに落とし込むという意識は、活動を通して強くなってきているかもしれません。
昔の音楽をそのままやっても今やっている意味はないし、僕らはその時代を生きてきたわけでもないですからね〜
…21人編成の『ジェントル フォレスト ジャズバンド』のリーダー『ジェントル久保田』氏による発言。
「リスナーによる解釈」ではなく 現在 同時代的な活動を行ない 多くのファンを獲得している「ミュージシャン自身が発する発言」はまたとても興味深く読む事ができます。
そして その考えをベースに制作された
2018年 (平成30年)
メジャーのワーナーからリリースされた4thアルバム「JFJB」
…収録の ある年齢以上の方にはお馴染み『小松政夫』氏によるギャグで歌われていた「しらけ鳥音頭」をビッグバンドヴァージョンへリメイクっ!
ぜひ聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆『ジェントル久保田』氏によるインタビュー全文はFacebookのグループ「JAZZ MOBILE」でお読み頂けます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.facebook.com/groups/1738489846171033/?ref=share
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #41
Messin' With The Kid / World Saxophone Quartet
ブルースなジャズ(´,,>ω<,,`)
ロフト ミーツ ルーツミュージック
1970年代 (昭和45年〜)
1960年代 (昭和35年〜) のフリージャズシーンから連続性をもって活動が続いていたニューヨークのロフトシーン。
ロフトシーンの代表的なミュージシャンと言っても過言ではない
『ジュリアス ヘンフィル』『オリバー レイク』『デヴィッド マレイ』『ハミエット ブライエット』
4人のサックスプレイヤーのみで結成された
『ワールド サキソフォン クァルテット』(以下WSQ)
1989年 (昭和64年)
軽めなジャズを中心にリリースしていた「エレクトラ」レーベルからリリースされた …
『オーティス レディング』「ドッグ オブ ザ ベイ」〜『マーヴィン ゲイ』「レッツ ゲット イン オン」〜『ジミー フォレスト』の「ナイト トレイン」…
ブルース〜ソウル系の楽曲のカバーと ソウルフルなオリジナルで構成されたアルバム「リズム アンド ブルース」
「サックス4本だけの演奏じゃ飽きないかぁ???」と思われがちですが…
それぞれがニューヨークを中心に独立した活動をしていたミュージシャンが集結したユニットだけあり
ニューオリンズのブラスバンドがそうである様に…
メロディーを中心とした集団即興のアンサンブルは 飽きるどころか逆に何回もリピートして聴いてしまいたくなると言ったとても魅力的なアルバムとなっています。
またこの様な自身達のルーツを遡ると言った企画は
『アート アンサンブル オブ シカゴ』が「エンシェント トゥ ザ フューチャー」とのタイトルで「DIW」レーベルからもアルバムがリリースされています。
また ミュージャンの名前を見て「フリー系???」と引いてしまうリスナーの方もいらっしゃるかもしれませんが ….
ジャズリスナーの方だけではなく アフリカンアメリカン ミュージックリスナーの方にもぜひ聴いて頂きたいと思わせられるポップなテイストをも感じる事ができる素晴らしいアルバムです。
でっ このアルバムからビックアップするのは『バディー ガイ』との活動でもお馴染みのファンキーなブルースマン『ジュニア ウェルズ』の…
『ブルース ブラザーズ』のライブアルバムでもカバーされている「メッシン ウィズ ザ キッド」
「ブルージー」と言うよりも「ソウルフル」なテイストでのグッドカバーな演奏をぜひ聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ『ジュニア ウェルズ』オリジナルヴァージョン
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー#40
Rundfunk/ Miles Davis
晩年のジャズ(´・_・`)
進化し続けたマイルス
1991年 (平成3年) 6月28日
ドイツのハンブルグで行われたライブ。
このライブの3ヶ月後にマイルスは亡くなる事となります。
しかし このライブでは身体の不調などは全く感じさせない絶好調と言っても過言ではない素晴らしいプレイを聴かせくれているんです。
* ちなみに最後のライブとなってしまったのは同年8月25日にロスアンゼルスで行われたライブだったそうです。
あくまでも個人的な嗜好なのですが…
ブートでクロノジカルにライブの演奏を聴いていると
「カムバック バンド」のメンバーがいなくなった
1983年頃 (昭和58年)のライブからは
「バンド一丸」と言った演奏よりも
『マイルス』をフロントに置き バンドは『マイルス』のバッキング
…と言ったテイストの演奏へと移行している様に思うんです。
またある時期に於いてはバンドが大所帯過ぎアレンジが大仰なものとなったりで …
その時代以降のブートはスポットでは入手しつつも
それ以外は遡って70年代を中心に入手しリスニングを重ねていたんです。
でっ ある時ディスコグラフィーを見ていると
1991年のツアーからは限りなくバンド編成がタイトになっている事に気づき 早速CDを入手してみると
編成がタイトになった分「カムバック期」の「バンド一丸」と言ったバンドサウンドが蘇っており
またライブを重ねてきている分『マイルス』の演奏も とてもいい意味で軽くスッキリとした素晴らしい演奏をしていてビックリしたんです。
本当にこのライブは全曲素晴らしいのですが…
敢えて1曲ピックアップするならば
『ヒューマン ネイチャー」…それまでよりもピッチを上げ軽やかにメロディーを吹き進めていると思いきや
突然途中からスパニッシュなフレーズが飛び出し それに対してバンドも瞬時に呼応すると言った
「スパニッシ」の部分は もしかすると他の楽曲 (新曲?) を挟み込んでの演奏なのでは…
とすら感じさせられる一体感を持った演奏を聴かせてくれるんです。
1991年 (平成3年) 1〜2月にかけて
後にアルバム「doo-bop」としてリリースされる事となる一回目のレコーディングも行い
その後のツアーでは新曲と思われる楽曲も用意し…
さぁ これからっ…と言う時に突然倒れてしまったと言う事を容易に推察できる位 元気な『マイルス』のプレイを堪能する事ができると言った
とても残念な気持ちにさえさせられる傑作ライブです。
ぜひ最後迄 前進する事を辞めなかった『マイルス』の素晴らしいプレイを堪能して下さいねヽ(´▽`)/
*YouTubeではフルヴァージョン しかアップされていない為曲目を記しておきます。
1.WARMING UP/PERFECT WAY
2.STAR PEOPLE
3.HANNIBAL
4.HUMAN NATURE
5.TIME AFTER TIME
6.PENETRATION
7.THE SENATE/ME AND YOU
8.TUTU
9.DRUM'N'BASS
* 冒頭のメンバークレジットに間違いがある為正確なメンバークレジットを記しておきます。
MILES DAVIS(tp, synth)
KENNY GARRETT(as, al)
JOE "FOLEY" McCREARY(g)
Deron Johnson (syn)
RICHARD PATTERSON(b)
RICKY WELLMAN(dr)
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆レビュー #39
Sent For You Yesterday / Count Bacie Orchestra
ダンサーなジャズ٩(๑> ₃ <)۶
時代に求められるプレイスタイル
ネガティブな事はスルーし テキスト記す事は滅多にないのですが…。
1958年 (昭和33年)
「プレステッジ」レーベルからリリースされた
「アウトスカーツ オブ タウン」(郊外の街)
と言う 多分「プレステッジ」が主導したと思われる
「プレステッジ」との繋がりがありアーシーなテイストが強い
『ジミー フォレスト』『ペッパー アダムス』『タイニー グライムス』『レイ ブラウン』…
を中心とした 11人編成の
「プレステッジ ブルース スウィンガーズ」
このアルバムのコンセプトは…
都市部の洗練されたスタイルではなく
アーシーなテイストのブルースベースのアルバムを…
と言ったアルバムです。
そのアルバムに…
1938年 (昭和13年)
『カウント ベイシー オーケストラ』
が「デッカ」レーベルへレコーディングし「デッカ」期を代表する1曲
「セント フォー ユー イエスタディ」
のカバーヴァージョンが収録されており
それをピックアップしようとし
改めて「プレステッジ ブルース スウィンガーズ」の演奏を聴いてみると…
「???」
ミュージシャン個々のプレイスタイルこそ
1938年の『カウント ベイシー 』ヴァージョンよりもモダンなテイストを感じる事が出来るのですが
全体の演奏はと言うと…
冗長さばかりが目立ち全くヒップではない
と言った仕上がりに愕然とし急遽違うヴァージョンへと変更したと言う…。
一番のネガティブな要因は
「JATP」の様なソリストの冗長なソロ回しが せっかくの素晴らしくタイトなダンスチューンを台無にしてしまっている様な気がします。
1958年当時はこのスタイルがヒップなものであったのかも知れませんが…現代に於いて同時代性を持ったジャズ以外のジャンルの音楽とも照らし合わせながらリスニングしてみると
1938年の『カウント ベイシー 』のヴァージョンの方がタイトでヒップな感じを受け…多分ジャズリスナー以外のミュージックラヴァーにも支持される様な気がします。
ソリストの数を減らしタイトな構成にすれば印象もまた良くなると思うのですが…。
また『カウント ベイシー 』自身も
1960年 (昭和35年)
「ルーレット」レーベルでレコーディングが行われたアルバム「カウント ベイシー ストーリー」
このアルバムでは「デッカ」ヴァージョンと同じスコアでのセルフカバーを行っているのですが…
これまた テーマ部のアルトサックスによるオブリガードや『ベイシー 』によるピアノソロが オンリズムではないタメを持たせた様な演奏となっており
その様な事が 元来この楽曲が持ち合わせているグルーヴ感満載なダンサブルなテイストを殺してしまっている様にしか聴こえないんです。
まぁ1960年と言う年代を考えれば 演奏する場がボールルームからクラブやホールなどへと移行し
ダンスミュージックからリスニングの音楽へと変わっていると言う事はわかるのですが…ハッキリ言ってあまり魅力を感じさせない演奏です。
でっ ここで登場するのが
1952年 (昭和27年)
「ヴァーヴ」レーベルでレコーディングが行われた
『カウント ベイシー オーケストラ』のアルバム
「ベイシー ライド アゲイン」
このアルバムに収録されている「セント フォー ユー イエスタディ 」は
「デッカ」ヴァージョンとはアレンジを変えており
頭のテーマ部を倍の長さにし『ベイシー 』のピアノソロをカットし テナーサックスソロを1コーラス増やしたりと…
よりシンプルなアレンジの元演奏が行われる事により
グルーヴ感をより強く感じさせられ よりダンサブルに またソリストのプレイもたっぷり楽しめるといった素晴らしい演奏を聴く事が出来るんです!
この演奏こそが 現代の音楽シーンと最もフィットした「セント フォー ユー イエスタディ」と言っても過言ではないのではないかと…。
ぜひ この素晴らしい演奏のダンスチューン「セント フォー ユー イエスタディ アンド ヒア ユー カム トゥディ」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 1938年「デッカ」へ初めてレコーディングされた「セント フォー ユー イエスタディ」
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #38
Fell Like Makin' Love (The Reflex Revision) / Robert Flack
リエデットなジャズ(*´∀`)♪
新たに生まれ変わった名曲 (おまけ付き)
1974年 (昭和49年) 6月10日
にシングルリリースされ
ビルボードチャート 1位を記録する大ヒットとなった
『ロバータ フラック』による
「フィール ライク メイキン ラヴ」
後に数多くの素晴らしいカバーヴァージョンが生み出される事となります。
ジャズ目線で「フィール ライク メイキン ラヴ」と言うと…
翌年 1975年 (昭和50年)
「ブルーノート」よりリリースされた
『マリーナ ショウ』によるアルバム
「フー イズ ビッチ アウェイ?」
に収録されたヴァージョンなのではないかと思われます。
ちょっと調べてみると
この「フー イズ ビッチ アウェイ?」は…
1974年6月12日と12月3〜6日
にレコーディングが行われたそうで
「フィール ライク メイキン ラヴ」なカバーは
『ロバータ ブラック』の大ヒットから間もない 12月にレコーディングされた事がわかります…まさかシングルリリース2日後にカバーはしませんよね???
現代のジャズシーンでも この様な素早いジャズカバーが行われると面白いと思うのですが…。
余談ですが…
日本でとても人気のある「フー イズ ビッチ アウェイ?」ですが
『ソニー クラーク』の「クール ストラッティン」と同様に
本国アメリカでは激しく人気があるアルバムではないそうです。
最近知ったちょっとビックリした出来事です。
でっ この「フィール ライク メイキン ラヴ」なのですが…
『リフレックス』と言うリエデッターにより
自身が以前より大好きな クラブシーンで多様されている「リエデット」と呼ばれる手法で
オリジナルヴァージョンよりも尺を伸ばし またジャジーなテイストをも増させていると言った
オリジナルの「フィール ライク メイキン ラヴ」を
とても素晴らしく新たに生まれ変わらせる事に大成功している大好きなヴァージョンなんです。
皆さんオリジナルヴァージョンはじめ お好きなカバーヴァージョンがあるかと思いますが
自身が大好きなカバーヴァージョン ベスト3は
残念ながら「マリーナ ショウ」ヴァージョンは外れてしまいますが…
このリエデットヴァージョンをカバーヴァージョンと考えると 後は『ボブ ジェームス』と『ディアンジェロ』のヴァージョンなんです。
ぜひ リエデットによりジャジーなテイストが間違いなく増している素晴らしい「フィール ライク メイキン ラヴ」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 1『ボブ ジェームス』ヴァージョン
☆ おまけ 2『ディアンジェロ』ヴァージョン
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
2年前の今日 この『JAZZ MOBILE』が誕生したそうです🎉
『JAZZ MOBILE』らしく
アフリカ ナイジェリアの「ハイライフ」のリジェンド『プリンス ニコ ムバルガ」のこの曲でお祝いです㊗️
今後とも『JAZZ MOBILE』を宜しくお願い致します。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #37
Chan Chan / Cora Jazz Trio
西アフリカ ミーツ キューバ
伝統楽器のジャズd(^_^o)
『ライ クーダー』が キューバを訪れた際
キューバには キューバ国外には知られざるキューバ音楽のリジェンドが大勢いる事を知り
それらのリジェンド等と一緒に演奏しレコーディングされたものが
1997年 (平成9年)
リリースされたアルバム
「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」
そのアルバムの大反響を受け
1999年 (平成11年)
には映画化もされました。
そのアルバムや映画がきっかけで
世界的に有名となったキューバのミュージシャンも多数おり
その中のひとりが
1907年 (明治40年)生まれ
「ソン」のシンガーソングライター
『コンパイ セグント』
彼が制作した
「チャン チャン」
は「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」の「顔」と言っても過言ではなく
世界的な大ヒットとなった楽曲です。
2003年 (平成15年)
アフリカ ギニアをベースに
ピアノ〜パーカッション…
そして 大きな瓢箪を2つに割り それをギターのボディーに見立てた様な
西アフリカの伝統楽器「コラ」を加えたトリオで活動し
ファーストアルバムをリリースした
『コラ ジャズ トリオ』
このトリオでは…ジャズスタンダードはもちろん 様々な国の楽曲やオリジナルの楽曲が演奏され
それらの演奏は 決して色物などではなく 彼等オリジナルのサウンドとグルーヴを合わせ持った
正にワン & オンリーの音楽を聴かせてくれるんです。
また日本にも数度来日し「ブルーノート東京」などでのライブも行われています。
でっ 今回ピック アップするのは…
この『コラ ジャズ トリオ』が『コンパイ セグント』の「チャン チャン」を取り上げ演奏したヴァージョンなんです。
西アフリカとキューバ???
と言った あまり結びつきを感じ難い国同士の音楽ですが…
アフリカ全土に影響力を持つと言われている
コンゴの音楽「リンガラ」
「リンガラ」が誕生以前には
貿易船等で持ち込まれたキューバの音楽「ルンバ」が大流行し
コンゴ人による「ルンバ バンド」も多数存在したらしく
歴史的に西アフリカとキューバの音楽は非常に密接な関係にあったそうです。
2000年代 (平成12年)初頭には
コンゴ版「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」と言われた
1950年代 (昭和25年〜) コンゴで「ルンバ バンド」を結成し演奏していたミュージシャンが集結したバンド
『ケケレ』
が誕生し
セカンドアルバムでは 全編キューバ音楽で構成されたアルバムもリリースされているんです。
ぜひ確かな演奏力を持つミュージシャンによる 絶妙な演奏とコンビネーションによる
『コラ ジャズ トリオ』の「チャン チャン」を聴いてみて下さいね…少しハード目ですが「コラ」の倍音の多さも気持ちいいですよヽ(´▽`)/
☆おまけ 『コンパイ セグント』による「チャン チャン」をライブヴァージョンで♪
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
いつも『JAZZ MOBILE』を御贔屓頂きありがとうございます。
『JAZZ MOBILE』は
2018年
東京・高円寺で行っていたイベント
『JAZZ MOBILE presents speakeasy』
を行うのと同時に立ち上げられました。
* HP「イベント アーカイヴ」参照
『JAZZ MOBILE presents speakeasy」休止後
Facebookのグループ『JAZZ MOBILE』
https://www.facebook.com/groups/1738489846171033/?ref=share
のみ独立した活動を続けておりますが
2020年に入り『JAZZ MOBILE』は新たなスタイルでの活動を行なっていきたく思い
イベント終了後 開店休業状態だった
☆『JAZZ MOBILE』ホームページ
* https://kouenjijazz.amebaownd.com/
☆『JAZZ MOBILE』インスタグラム
* kouenjijazz
☆『JAZZ MOBILE』ツイッター
*@mobile _jazz
を再稼働させ
この度
☆『JAZZ MOBILE』YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
を 新たに立ち上げました。
今後は全てを連動させた活動を行なっていきたく思っており
またサイト内のレビュー〜テキストの投稿に限らず
ジャズをベースとしながらも 幅広い音楽活動を行なっていきたいと思っているところです。
現在は全てを再稼働させ連動させたばかりで 具体的な活動などは決まっておらず
とりあえずは一日も早くスムーズに連動した活動が行われる様にする事が目標です。
皆さま方には ぜひHP・SNS・YouTubeチャンネル等をフォローして頂きたく思っております。
今後 何か皆さまに楽しんで頂ける事を考えて行っていきたく思います。
今後とも『JAZZ MOBILE』をどうぞよろしくお願い致します。
☆ レビュー #36
Lovely day / Jose James feat Lalah Hathaway
70'sのソウルカバーなジャズ(=´∀`)人(´∀`=)
ハウスフリーク〜70'sソウルフリークの皆さんチェックですよ (おまけ付き←必聴)
2015年 (平成27年)
にリリースされた
『ビリー ホリデイ』のトリビュートアルバム
「アイ ハド ザ ブルース」
リリース後
「もうジャズのフォーマットでやる事は全てやりつくしてしまった」
2017年 (平成29年)
今後の活動の方向性を示したと思われる 素晴らしいアルバム
「ラヴ イン ザ マッドネス」
をリリース。
次の展開は…?
と思っていたところ
2018年 (平成30年)
にリリースされたのが
全く予想できなかった この『ビル ウィザーズ』の トリビュートアルバム
「リーン オン ミー」
「ブルーノート 」移籍以降のアルバムリリースは
今いち連続性を感じる事ができず
この「リーン オン ミー」も
正直リリースのタイミングとしては
「???」
と 思ったのが正直な気持ちです。
もちろん内容は文句なしに素晴らしいカバーアルバムですよっ♪
この様なスタイルでのリリースは
1970年代の『マイルス デイヴィス』の活動で
オフィシャルからリリースされていたアルバムで行われていた事と
ライブで行われていた事が
大きく解離していたと言う事が
後に大量にリリースされたブートにより
初めて明らかとなり全貌が見えてきた様に
『ホセ ジェームス』の場合も
オフィシャルのアルバムのリスニングと同時に
動画サイト等でライブ等の活動を追っていかなければ
全貌を把握する事が出来ないのかも知れないなぁ…
と薄々思わせられたりもしています。
またこのアルバムは
「ブルーノート 」の社長である
『ドン ウォズ』
自らがプロデュースをしている事からも
今後「ブルーノート 」からリリースされるミュージシャンや音楽が多様なものとなる事を示していると言ってもいいのかも知れません。
ん〜っ 楽しみっ♪
でっ 今回ピックアップしたのは…
ハウスフリークや70'sソウルフリークはもとより
ミュージックラヴァーであれば聴いた事がないリスナーはいないと思われる
数ある『ビル ウィザース』の代表曲の内の1曲
「ラヴリー ディ」
この『ホセ ジェームス』ヴァージョンは『ダニー ハザウェイ』の娘
『レイラ ハザウェイ』
が フューチャリングされているスペシャルなヴァージョンなんです。
ぜひ多幸感溢れる この「ラヴリー デイ」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆おまけ 『ビル ウィザーズ』のオリジナルヴァージョンをデトロイト方面の某ハウザーがリエデットした「ラヴリー ディ」←ヤバイっす。
★ YouTubeチャンネル 〜「再生リスト」
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
先日に引き続き…フリージャズMIX 🎧
今回のMIXは…
基本的に中盤過ぎまではアンビエンスな ほぼノンビートな楽曲が繋がれ
.
その後リズムが出てきても 決して熱すぎたりドープになる事なく
終始クールなテイストをキープした素晴らしい高性能なMIXとなっています。
普段フリージャズを聴かないリスナーの方もチェックですよヽ(´▽`)/
☆ Mixcloudで検索して頂きぜひチェックしてみて下さいね♪
★ 新装開店『JAZZ MOBILE』HPもよろしくお願いします♪ https://kouenjijazz.amebaownd.com/
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #35
Trouble / Jose James feat Nubya Garcia
夢の顔合わせなジャズ٩(^‿^)۶
ホセ ジェームス ミーツ ヌビア ガルシア (おまけ付き)
* 2017年 (平成29年)
ファーストオリジナルアルバム
「Nubya's 5ive」
のリリースと共に
「マイシャ」「ネリア」
と言ったユニットのコアメンバーとしての活動も含め
『ジャイルズ ピーターソン』はじめ
世界中の現行ジャズのリスナーから
現在最も注目されているサックスプレイヤーの内のひとり
『ヌビア ガルシア』
* 2008年
『ジャイルズ ピーター ソン』
にフックアップされリリースされた
ファーストアルバム
「ドリーマー」
リリースと同時に人気が爆発し
2012年
「ブルーノート 」
契約第一弾アルバムでは…
2000年 (平成12年)にリリースされた
『ディアンジェロ』
による
アフリカンアメリカンミュージックの金字塔と言っても過言ではない アルバム
「ヴゥードゥー」
で ベースを弾いていた
『ピノ パラティーノ』
をプロデューサーに迎え
「ヴゥードゥー」に勝るとも劣らない
「ノー ビギニング ノー エンド」
をリリースした
『ホセ ジェームス 』
2人とも自身が大好きなミュージシャンなんです。
そんな2人が
2018年9月9日
フランスで行われたジャズフェス
「Jazz a la Villette」
で コラボをしていたっ!!!!!
コラボした楽曲も
アルバム「ノー ビギニング ノー エンド」に収録されている
「トラブル」!!!
ここでの『ホセ ジェームス 』は
以前のトレードマークであった
髪を短くし ラインカットを入れ
キャップを斜めに被った
と言ったスタイルから一変…
髪はアフロ
ファッションは70's
と言った
独自のスタイリッシュなファッションへと大変身!
またステージングも
いわゆる「ジャズマナー」
などと言ったものではなく
非常にソウルフルなテイストを感じさせられる
一言に
「カッコイイ!!!」
と言ったパフォーマンスを展開しています。
また ゲストで登場する
『ヌビア ガルシア』ですが…
『ホセ ジェームス 』との共演と言う事でなのか
登場時には
かなり緊張した様子が窺えるところなど
キュートさを感じさせられるも
ソロが始まってしまえば
いつもの 彼女らしさ全開のとても素晴らしいプレイを聴かせてくれ
会場を大いに盛り上げている様子がしっかりと捉え
られています…流石っ!
それにしても フランスでのライブにも関わらず
お客さんが『ホセ ジェームス 』に合わせて英語で一緒に歌っていると言う…。
『ホセ ジェームス 』の世界的な人気の高さをも感じさせられる映像です。
ぜひ この2人によるレアでとても素晴らしいステージを観てみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ『ホセ ジェームス 』のアルバム「ノー ビギニング ノー エンド」収録の「トラブル」スタジオヴァージョン
★ YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
ぜひご登録をお願い致しします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
マイルスさすがだねっ!
オレが新しい時代の若いミュージシャンとの共演を好むのは、ジャズ・ミュージシャンのほとんどが怠け者で、何か新しいことをやってみようという意欲もなく、変化に反抗して、古いことばっかりにすがっているからだ。
('マイルス・デイビス自叙伝 Ⅱ' p317 )
☆ レビュー #34
J Dillaude / Roeert Glasper feat T3 (Slam Village) & Common
トリビュートなジャズ(´ー`)
J ディラの現行ジャズへの影響力 (おまけ付き)
2019年 (令和元年) 10月3日〜11月3日
ニューヨークの「ブルーノート 」で1ヵ月間レジデント公演を行った
『ロバート グラスパー』
* ちなみに「ブルーノート 」1ヵ月公演を行ったのは…
『ディジー ガレスピー』『チック コリア』『クリス ボッティ』
に続いて4人目だそうです。
10月24日と10月25日の2日間は
「J ディラ トリビュート」
と銘打ってのスペシャルイベントを行ったそうです。
自身にとっての『J ディラ』は…
ラッパーやシンガーへのトラック提供を行う…と言った存在ではなく
あくまでも
「ウェルカム 2 デトロイト」や「ドーナッツ」や「インストゥル メンタル シリーズ」…の
ジャジーなテイストをも感じる事ができる
インストゥルメンタルなビートメイカーとして
とても大好きな存在なんです。
また『J ディラ』に引きずられる様に
『マッドリヴ』『ピーナッツバター ウルフ』『ファット ジョン』『ディーデイ ワン』『ラス G』…
西海岸のビートメイカー達の音楽を聴くきっかけとなった存在でもあるんです。
でっ この映像は
10月25日のライブシーンだそうで
『ロバート グラスパー』
2007年「ブルーノート 」よりリリースしたアルバム
「イン マイ エレメント」
に収録されている
『J ディラ』へのトリビュート
「J ディラウド」
の演奏ををバックに
「スラム ヴィレッジ」の『T 3』が
フロントでパフォーマンスをしている最中に
突然客席から
『コモン』
が登場しパフォーマンスを繰り広げると言った
サプライズの模様が収録された映像なんです。
この2日間に於けるトリビュートイベントは
『ディアンジェロ』の「ヴゥードゥー」共々
没後14年経った『J ディア』が残した音楽が
現行のジャズにとって
とても影響力があるものである事を
しっかりと示した素晴らしいステージなんだと思います。
また「おまけ」で
10月25日のイベントの模様を
1時間以上に渡り収録した映像を貼ってあるのですが…
ライブでの『ロバート グラスパー』は
生前の『マイルス』と同じく
ステージ上で
べったりと演奏する訳ではなく
バンド全体を
プロデューサー目線でコントロールしている
と言った様な
ステージングが行われている気がします。
ただ
*『マイルス』の場合は
当時に於いて
〜特に1970年代のエレクトリック期〜
他よりも卓越したセンスを持っていたが為
バンド全体を引っ張っていく為に
「独裁的」
とでも言える様な
「縦の関係性」
でのスタイルでバンドをコントロールしていた様に思われます。
また一方
*『ロバート グラスパー』は
メンバー間で
音楽的な志向や方向性やセンスなどと言った事が
共有されている感じがとても強く伝わってき
ある意味
「阿吽の呼吸」と 言った様な
「横の関係性」
でステージを作り上げている様な気がします。
この様な立ち位置の差が
『ロバート グラスパー』に於いては
『マイルス』の様な
一種 人を寄せつけない様なオーラを放つ
「カリスマ」
的な存在ではなく
フレンドリーで あらゆるシーンともカジュアルにリンクする事ができ
ミクスチュアーなどと言った事にも容易に対応できる
現代的なスタイルを持ち合わせた
ミュージシャン〜プロデューサー
なのではないかなぁ…と感じさせられたりもするんです。
なにはともあれ
『J ディラ』のお母さんも
とても感動している様子がしっかりと捉えられている
『J ディラ』へのリスペクトをとても強く感じさせられる
素晴らしいステージを観てみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 1 ・『ロバート グラスパー』「J ディラウド」スタジオヴァージョン
☆おまけ 2・2019年10月25日に行われた「J ディラ トリビュート」1時間16分収録された映像
★ YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
ぜひご登録をお願い致しします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
面白いMIXを発見っ!
全曲「ブルーノート レーベル」よりリリースされた「フリー系」のアルバムから楽曲をチョイスし繋いだMIX🎧
これがまたよく考え抜かれた構成でMIXもスムーズでチル アウトにも機能を発揮すると言った優れもの。
フリー好きな方はもちろん 普段フリー系のジャズをあまり聴かない方にもおすすめのMIXです。
Mixcloudで検索して頂きぜひチェックしてみて下さいねヽ(´▽`)/
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #33
Brown Skin Gal / Bertie king・Bertie king &Ernest Ranglin
ジャマイカンなジャズ(´∀`*)
なんと、ビヨンセも (おまけ付き)
ストレートなジャマイカンジャズを。
ジャマイカでは1950年代から
「メント」
と言うスタイルで
様々なミュージシャンが取り上げてきた
「ジャマイカン スタンダード」とも言える
「ブラウン スキン ギャル」
そしてこの楽曲は海を渡り
『ソニー ロリンズ 』『ロイ ヘインズ』…
アメリカのジャズミュージシャンにも演奏されているんです。
この音源は
1961年 スカの誕生当時
ジャマイカでレコーディングされた
ジャマイカイカンジャズマナーで演奏されたヴァージョンなんです。
ミュージシャンはと言うと…
* リーダーアルバムもリリースしているピアニストの
『ババ モッタ』
*『ベニー カーター』ともヨーロッパツアーを慣行したサックスプレイヤー
『バーディ キング』
*『モンティ アレキサンダー 』とのアルバムやライブでもお馴染み
ジャマイカの至宝 ギターリストの
『アーネスト ラングリン』
が 中心人となりレコーディングされた
とてもラウンジー でチャーミングなヴァージョンです。
時は経ち
「ブラウン スキン ギャル」
を なんと
『ビヨンセ』
がカバー。
ジャジーなカリビアンテイストのバックトラックを使用し
『ビヨンセ』と3人のDJ (.ヒップホップで言うラッパー) によるヴァージョンが
アメリカで去年公開された映画
「ライオン キング ザ ギフト」
の挿入歌として使用されていう…。
この多幸感溢れる
「ブラウン スキン ギャル」も
同時代性を持った
とても素晴らしいヴァージョンとして仕上がっているので
ぜひ聴き比べしみてて下さいねヽ(´▽`)/
.
☆ おまけ 『ビヨンセ』のによる「ブラウン スキン ギャル
.
.
★ YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
.
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
.
ぜひご登録をお願い致しします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #32
Free My Skin 〜 Can't Hold Me Back / Steam Down Crew
リアルな UK現行のジャズ٩( ᐛ )و
実際の現場をご覧下さい (おまけ)
ロンドンの東南部にある
30万人弱の人口で構成される「ルイシャム区」にある
「デトフォード」と言う
決して大きくないローカルタウンをベースに活動している
現行UKジャズシーンの一翼を担う
「スチーム ダウン クルー」
毎週水曜日に行われているイベントは
ウィークデイにも関わらず
地域密着のリスナーはもちろん
他の地域からもお客さんが駆けつけ
とても盛り上がっているそうです。
そこで行われている演奏は…
主に1950年代〜1960年代のジャズをメインに愛でる事を良しとし
現行のジャズシーンとのリンクは拒否すると言った事が極めて多いと思わせられる
日本のジャズリスナーシーンを構成しているリスナーとは
相入れ合う事は非常に難しいとは思われますが…。
また逆に
UK現行ジャズシーンに於いて
代表格のミュージシャンのうちのひとり
「インパルス」からもアルバムをリリースしている
「サンズ オブ ケメット」の
『シャバカ ハッチングス 』からは
リジェンドである先人に対しては
しっかりとリスペクトを表すのと同時に
* 自身の音楽活動に於いては
「雑種である事を良しとする」
* またリスナーに対しては
「ジャズリスナーの耳を裏切る事も厭わない」
と言った
サウンドのみならず
自身の発言としても
ステイトメントを発しています。
この様な発言を
未来のジャズシーンを担うであろう
若者のミュージシャンに強いらせてしまう
旧態然としたジャズリスナーシーンに対しては
大いに疑問を感じてしまうのですが…。
しかし
その様な若者のミュージシャンによる演奏や
それにまつわる活動形態は
正に現代の音楽シーンを反映したものであり
リスナーともフレンドリーで
新たなリスナーを獲得するに値する
クリエイティヴィティー溢れる
ぶっ飛ばされる事間違いなしの素晴らしい演奏が繰り広げられているんです。
☆ 東京・渋谷のクラブ『The Room』でも
様々なライブやセッションが行われている様ですのでぜひチェックしてみて下さいね。
* The Room HP http://www.theroom.jp/
今 現行ジャズの現場では実際にどの様な事が行われているのか…
ライブ &ダイレクトな
「スティーム ダウン』のライブ映像を ぜひ観てみて下さいねヽ(´▽`)/
☆おまけ「スチーム ダウン」のベースである「デトフォード」のBAR「Buster Mantis」で毎週水曜日に行われているイベントの様子をショートビデオで。
演奏されている楽曲はメインで貼った映像と同じ「フリー マイ スキン」
★ YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
ぜひご登録をお願い致しします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #31
Congo Blues / Stefano di Battista
リメイクなジャズ(๑˃̵ᴗ˂̵)
クラブで聴いてみたいストレートアヘッド なジャズ
1945年 (昭和20年)
ヴィブラフォンプレイヤーの『レッド ノーヴォ』が
『チャーリー パーカー』
へ楽曲提供し
『レッド ノーヴォ』『チャーリー パーカー』『ディジー ガレスピー』『テディー ウィルソン』『スラム スチュアート 』…
によりレコーディングされた
「コンゴ ブルース」
この曲目だけでグッときますよね♪(´ε` )
2014年 (平成26年)
イタリア出身〜フランスをベースに活動し
ブルーノートレーベルなどから
既に10枚以上のアルバムをリリースしている
1969年 (昭和44年) 生まれのサックスプレイヤー
『ステファノ ディ バティスタ』
がリリースした
『チャーリー パーカー』へのトリビュートアルバム
「パーカーズ ムード」
このアルバムに収録されている
「コンゴ ブルース」は
同時代性たっぷりの
とてもキラーなヴァージョンとして
小粋にカバーされているんです。
また このヴァージョンは
後ろ向きの解釈ではなく
現代の空気をいっぱい吸い込んで
正に現代の音楽をリスニングしているリスナーにも
ピンピン響いてくる
スウィンガーなヴァージョンとして生まれ変わっています。
また ベースブレイクでは
『スラム スチュアート 』の
「スキャット オン ベース」も
ご丁寧に再現していると言った
ユーモアも忘れる事なく
とても楽しめる仕上がりとなっており
クラブでプレイされたなら盛り上がる事間違いなしっ♪
ぜひ 踊り出したくなる事間違いなしのダンサーな『ステファノ ディ バティスタ』の「コンゴ ブルース」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
.
.
★ YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
ぜひご登録をお願い致しします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Ruby's Arms / Holy Cole
☆ レビュー #30
カバーヴァージョンなジャズ(*´∀`)♪
トム ウェイツ ミーツ ホリー コール (おまけ付き)
君と一緒にいたときに着ていた服は
全部おいていこう
このエンジニアブーツだけあればいい
それと革のジャケット
ルビーの腕にさよならするんだ
俺の心は砕けたけれど
日よけをすり抜けそっと出て行こう
君はすぐに目を覚ましてしまうだろうから
…と言う歌詞から始まる
1980年 (昭和55年)
アサイラムレーベルの最終作となった
『トム ウェイツ』
の アルバム
「ハート アタック アンド ヴァイン」
の最後に収録された
「ルビーズ アーム」
この楽曲は 若き頃付き合っていた
『リッキー リー ジョーンズ』
との別れを歌った楽曲だと言われています。
1995年 (平成7年)
にリリースされた
カナダ生まれのシンガー
『ホリー コール』による
「テンプテーション」
全曲『トム ウェイツ』の楽曲のカバーで構成された
『トム ウェイツ』へのトリビュートアルバムとなっているんです。
このアルバムに収録された
「ルビーズ アームズ」は
この手の楽曲のカバーにありがちな
センチメンタルな感情に流されたり、楽曲に寄せたり、楽曲によしかかるものなのではなく
非常に独立した
「カバー」と言う行為に於いて
とても理想的な仕上がりとなっていると思い
個人的にも大好きなヴァージョンなんです。
また冒頭のSEやバックのギターのサウンドにも
非常に気が使われており
『トム ウェイツ』の「ルビーズ アームズ」を
リスペクトを持って
『ホリー コール』のものとした
素晴らしいヴァージョンなんだとも思います。
ぜひ『トム ウェイツ』のヴァージョンとは
また違った解釈でカバーされた
『ホリー コール』による
素晴らしい「ルビーズ アームズ」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 『トム ウェイツ』の「ルビーズ アームズ」オリジナルヴァージョン
★ YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっており この楽曲も聴く事ができます。
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
ぜひご登録をお願い致しします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー 29
Gotch (Starsky & Hutch Openning Thema) / Richier's Funk Team (OST)
テーマソングなジャズ Part 2
70's アメリカン テレビドラマ (おまけ付き)
日本では
1977年 (昭和52年)〜1981年 (昭和56年) にかけ放送されていた
アメリカン 刑事テレビドラマ
「スタスキー & ハッチ」
このドラマもCSですら再放送がなかなかないなぁ…。
スタスキー役の「ポール マイケル グレイザー」と
ハッチ役の「デヴィッド ソウル」の
2人の刑事によるアクションドラマです。
「デヴィッド ソウル」はシンガーソングライターでもあり
エンディングテーマの
「やすらぎの季節」は
「デヴィッド ソウル」によるものでした。
今回ピックアップした
オープニングテーマの
「ゴッチ」
ですが…
『リチャーズ ファンク チーム』
と 言うグループが演奏をしているのですが…
いくら調べても詳細がわからず。
当時テレビドラマや映画などのテーマソングや挿入歌などを
専門に演奏していたグループなのかも…と。
しかし作曲はなんと
『トム スコット』
でも 何故かこのサントラには参加しておらず
1976年 (昭和51年)
リリースのアルバム
「ブロウ イット アウト」
に セルフカバーヴァージョンが収録されているんです。
その時のメンバーが…
『リチャード ティー』『チャック レイニー』『ラルフ マクドナルド』『レイ パーカー 』『スティーヴ ガッド』…
と言う
当時のファーストコール ミュージシャンが
「これでもかっ!」
って言うくらいにブッキングされ演奏されているんです。
1974年にリリースされた
『トム スコット & LA エクスプレス』
の大ヒットを受けてのものなのでしょうか?
とにもかくにも
「オールスターキャスト」と言っても過言ではない
「ゴッチ」も
おまけで貼ってありますので
OSTと聴き比べてみて下さいねヽ(´▽`)/
他にもぜひ紹介したい
かっこいいヴァージョンがあるので
そのうちもう一回「ゴッチ」で♪(´ε` )
☆ おまけ・その1 「ゴッチ」『トム スコット』セルフカバー ヴァージョン
☆ おまけ・その2 エンディングテーマ『デヴィッド ソウル』による「やすらぎの季節」
* YouTubeチャンネル
『JAZZ MOBILE』HPでのレビュー〜テキストの音源がアーカイヴとなっています…登録をオススメします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
* 音源は「再生リスト」の中に入っています?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
このHPでは自身の投稿の一方通行になってしまいますが
Facebookのグループ『JAZZ MOBILE』ではどなたでもご投稿〜コメントを頂く事が可能です。
ぜひそちらの方も宜しくお願い致します。
ただ以前ちょっとしたトラブルがありメンバー申請の際にはメッセンジャーにてコメントを頂きます様よろしくお願い致します。
https://www.facebook.com/groups/1738489846171033/?ref=share
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂ければと思います。
今までFacebook対応で長々とクドくテキストを書いていたのですが…
これからはシンプルにしないとσ(^_^;)
どうか 生暖かい目で見守っていただければと思います<(_ _)>
☆ レビュー #28
Them Blues / Billie Poole
モッズなジャズ(-.-)y-., o O
モッズ ジャズって???
20代の頃 どっぷりモッズにはまっている友達がおり
彼から色々とモッズについて教わっていたところ
「モッズジャズ」
と言うカテゴリーがあるのを知り
「モッズジャズ」のコンピを買ってきリスニングをしたところ
これってジャズ???
聴き進むにつれ「モッズジャズ」と言うのは
いわゆるバップなどの
「ジャズのカテゴリー」
の様なものではなく
「モッズ達の解釈」
なんだとわかってきたと言う…お恥ずかしい💦
でっ 今回ピックアップするのは
アメリカ人にも関わらず
何故かヨーロッパで方面で活動しており
1960年代初頭にフランスでプチブレイクした
『ビリー プール』
『 ビートルズ』のメンバーもファンだったと言われているシンガーです。
この「ゼム ブルース」は
1962年
レコーディングされた2ndアルバム
「コンフェッシン ブルース」
に収録されている
ヒップでダンサブルなグッドチューンなんです。
バックには
『ジュニア マンス』(p)『ケニー バレル』(g)…
ソウルフルな演奏を得意とするジャズメンがブッキングされています。
レコーディング時期もドンピシャで
UKでも「モッズチューン」としてリストアップされている様です。
あっ 勿論このアルバムタイトルになっている
『ジェイ マクシャン』の代表曲
「コンフェッシン ザ ブルース」
も収録の1枚です。
ぜひ このソウルフルでダンサブルな「ゼム ブルース」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
* YouTubeチャンネル→『JAZZ MOBILE』で音源を聴く事ができます…登録をオススメします♪
https://www.youtube.com/channel/UCYG5P_VNRUQkXwgDPZXMKLA
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きたく思います♪
*音源はYouTubeチャンネル『JAZZ MOBILE』の「再生リスト」に入っています。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆ レビュー #27
Suicide Is Plainless (M★A★S★H Theme Song ) / Bobby Hutcherson
テーマソングなジャズ( ´∀`)
アメリカン ニューシネマ (おまけ付き)
1970年 (昭和45年)
「ベトナム戦争」が泥沼にはまり
アメリカ国内でも様々な混乱が巻き起こっていた最中に公開された
「アメリカン ニューシネマ」
の代表作の内の1本
「M★A★S★H」
朝鮮戦争時の戦場で従軍医達が主人公となった映画です。
この映画では
「戦争」
を 徹底的に突き放し
それまでにはなかった
ブラックユーモアによって
「戦争のナンセンスさ」を
浮き彫りにしている
正に「ニューシネマ」の名に恥ない作品です。
この映画の内容について様々な意見がある様ですが
この映画は
「ベトナム戦争」により
アメリカ国内が混沌としている真っ只中に
上映された
と 言う事に於いても
「カウンター」として
とても意味ある映画だったのだと思います。
この映画を象徴するのが
『ジョニー マンデル』作曲・『マイク アルトマン』作詞
による
「Suicide Is Plainless」(自殺なんか簡単な事)
邦題「もしも あの世にゆけたなら」
朝早くの霧ごしに僕は見た、物事のあるべき姿を。
僕のために準備されている苦痛を。
このことは僕にも分かるし、理解できる。
自殺は苦しくない。
いろいろ気分転換にもなる。
それにやるかやらないかは自分次第。
人生はかなり大変なゲームだ。
どっちにせよ僕に勝ち目はない。
いつか負けのカードに賭ける羽目になる。
だから僕が言うべきことはこれだけだ。
自殺は苦しくない。
いろいろ気分転換にもなる。
それにやるかやらないかは自分次第。
時という剣が僕らを突き刺す。
はじめのうち痛みはないが。
やがて時とともに効いてきて。
歯を食いしばっても痛みは強くなる。
自殺は苦しくない。
いろいろ気分転換にもなる。
それにやるかやらないかは自分次第。
ある時、勇者が僕に訊いた。
大切な質問に答えてほしい。
生きるべきか死ぬべきか、と。
僕は答えた「やれやれ、なぜ僕なんだ?」。
自殺は苦しくない。
いろいろ気分転換にもなる。
それにやるかやらないかは僕次第。
君だって、やるかやらないかは自分次第なんだ。
…と言った
とても人を喰った内容の歌詞で
この映画を…
またこの映画の存在意義を
とてもよく物語った 素晴らしい内容のリリックだと思います。
でっ 実はこの映画は
なんと11シーズン 全251話
1972年 (昭和47年)〜1983年代 (昭和58年代)まで
アメリカでテレビドラマとして放送され
最終回の全米視聴率は77% (!!!) を記録し
未だに この記録は破られていないそうです。
そして なんと自身が 多分中学生の頃
日本でも 関西テレビの配給で 夜中に放送されていたんです!
その後はCSで断片的に放送された事もあるみたいなのですが
その後全く音沙汰がないと言う…。
アメリカでとてつもない視聴率を叩き出しているのにも関わらず
確か 吹き替えにもなっていたと思うのですが
何故か再放送がないと言う…。
また日本ではDVD化もされていないと言う…。
何か大人の事情でもあるのでは???
と 勘ぐりたくもなってしまいます。
そこで テレビでも映画と同じテーマソングが使われていたのが
「もしも あの世にゆけたなら」
なんです。
この楽曲はジャズメンも多くピックアップしており
『ロイ エアーズ』『アーマッド ジャマル』『ポール デスモンド 』『ビル エヴァンス 』『ジミー スミス』…
の演奏が残されています。
どのヴァージョンをピックアップしようか悩んだのですが…
「アメリカン ニューシネマ」と言う
当時 革新的な手法で制作された映画で使用されたと言う事で
自身が最もヒップだと信じているヴァージョン
1975年 (昭和50年) リリース
『ボビー ハッチャーソン』のアルバム
「リンガー レイン」に収録されているヴァージョンで。
『ボビハチ』はこのアルバムではマリンバのみの演奏となっており
『ハーヴィー メイソン』や『チャック レイニー』なども参加し
演奏はもちろんアレンジ等も含め
最高にヒップな仕上がりでのヴァージョンで聴かせてくれます。
それにしても 改めて『ボビハチ』のディスコグラフィーを見てみると
1980年代 (昭和55年〜)
「ブルーノートレーベル」や「コロンビアレーベル」からの
リーダーアルバムには
『ドナルド バード』の様に
恐ろしいくらいにハズレがないっ!!!
ぜひ 絶頂期と言っても過言ではない時期の『ボビハチ』による
「もしも あの世にゆけたなら」
を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ1「もしも あの世にゆけたなら」オリジナルヴァージョン (字幕スーパー付き)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/oMMapmheGP8
☆ おまけ2「もしも あの世にゆけたなら」インストヴァージョン
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/PlkxcC79LA8
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/1O3lOLeGx5Q
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #26
Spanish Joint / Fernand Hilton
ディアンジェロなジャズ(*゚▽゚*)
謎すぎるっ…でも必聴っ!
1995年にリリースされ大ヒットとなった
『ディアンジェロ』
のファーストアルバム
「ブラウン シュガー」
から5年…
2000年にリリースされた
「Voodoo」
はヒップホップ〜R&Bリスナーだけではなく
多くのアフリカン アメリカン ミュージックリスナーにも
大きな凄い驚きと 大きな衝撃を持って受け入れられ
「ブラウン シュガー」を超える大ヒットとなりました。
またこのアルバム全体を覆う
スモーキーでレイドバックしたダウンテンポなサウンドは
デトロイト〜西海岸で活動していた
トラックメイカー
『J ディラ』
が生み出すサウンドともオーバーラップし
現在もなお各方面に影響を与え続けています。
2012年
ブルーノートレーベル からリリースされた
『ホセ ジェームス 』の「ノー ビギニング ノー エンド」
2014年
同じくブルーノートレーベルからリリースされた
『黒田卓也』氏の「ライジング サン」にも
「Voodoo」からの影響を感じとる事ができ
また現行のUKジャズシーンなどにも多大な影響を与え続けている
と言っても過言ではない
エポックメイキングなアルバムです。
そのアルバム「Voodoo」には
「スパニッシュ ジョイント」
と言う楽曲が収録されており
数種のジャジーなカヴァーヴァージョンが存在します。
でっ今回は
『フェルナド ヒルトン』
なる人物がリーダーと思われる
ラテンジャズテイストにカバーしたヴァージョンをピックアップ!
『フェルナンド ヒルトン』
と言う人物の事を調べててみたのですが
何の情報もなく
どこの国の人物なのか
どの様な活動をしているかも全くわからないんです…謎だ。
またこの楽曲は
フィジカルメディアでのリリース及びネット配信もしていない様で
YouTube始め動画サイトでしかこの演奏を聴く事ができない様です。
しかし
アンサンブルや各ソリストのプレイ
またフロントのボーカリストなどのパフォーマンス及び
原曲のテイストを十分に考慮されたアレンジなどを聴いていると
今すぐにでもメジャーデビューしたとしても全く不思議ではない
とても素晴らしい演奏が展開されているんです!
他の楽曲を聴いてみても
ラテンバンドにも関わらず6 / 8のアフロビートをミクスチアーをしていたりと
とても興味深い演奏がなされているんです。
ぜひ『ディアンジェロ』の名曲のうちの1曲
「スパニッシュ ジョイント」のラテンジャズバンドによる
アフロなテイストも感じられるカバーヴァージョンを聴いてみて下さいね。
めちゃくちゃいいですよヽ(´▽`)/
☆ おまけ『ディアンジェロ』「スパニッシュ ジョイント」オリジナルヴァージョン
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/17LQRXXrWjY
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/C-eMSB4i6LY
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #25
Little House on the Prairie / OST
番外編
音楽との結びつき
多分「 一度も観たことはない」と言う人はいないのでは…。
1975年〜1982年 (昭和50年〜昭和57年)に渡り
NHKにて土曜日 18:00 〜
放送されていた
「大草原の小さな家」
その後も繰り返し再放送がされ続けられており
「世界のどこかで必ず再放送されている」
と まで言われている
アメリカのNBCにより制作された
アメリカな開拓時代 (1880年頃〜・明治13年頃〜) を舞台にしたテレビドラマ。
原作であり またこのドラマのベースになっているのは
『ローラ インガルス ワイルダー』(1867年〜1957年・明治元年〜昭和32年)
による
半自伝的小説 (全9冊)
「大きな森の小さな家」
テレビドラマでは 3冊目以降となる
主人公である
『ローラ』
が 10才位の時から番組が始まっており
また 番組が進むにつれ
著書には書かれていない
ストーリーが新たにクリエイトされ
シリーズが続けられていきます。
このドラマで突出して印象的なシーンは
1984年 (昭和59年)
シリーズの番外編として制作され
実質的な最終回となった
アメリカでは1984年
日本では1991年 (平成3年)
に放送された
「最後の別れ」(The Last Farewell)
この最終回では
第1話から実際に使われていた建物を
教会を除き
全てダイナマイトで爆破させ
自身達が開拓し
生活を営んでいた街から出て行く…
と言った
強烈なエンディングで
このドラマが終了するんです。
普通に考えれば
日本で言うと富良野にある
「北の国から」
のセットの様に
たとえ セットの場所を移動させたとしても
後年 世界中にいる
「大草原の小さな森」
のファンが押し寄せてくる
と言った
歴史的名所と言う事と共に
観光資源としても
莫大な収益を生み出す事ができる様になったと思うのですが…,
色々と調べてみると
どうやら 爆破した原因は
2つあった様で…
* ひとつは
ハリウッド近郊の広大な土地を企業と賃貸契約を結んで借りていたらしく
「返却時には更地にし返却をする」
と言った契約が結ばれていた様で
どうせ壊すならドラマのストーリーの中で壊してしまおう
と 言う説と
* もうひとつは
劇中で『ローラ』の父親役であり
途中から
実質的なプロデューサー的な立ち位置にいたと思われる
『マイケル ランドン』
が
ドラマ終了後
CMやオリジナルなスタイル以外での続編など
「大草原の小さな家」と言うドラマ以外で
セットを使用されるのを嫌って
建物を全て爆破し破壊した
との説があるそうです。
それにしても
10年弱 実際に使用し
世界中で大ヒットし
視聴者にも とても親しみがある
歴史的資産としても
凄い価値が生じる事となる建物を
全て爆破してしまうとは…。
このシーンの撮影時には
全キャスト〜スタッフ
200人程が集まり
実際の爆破シーンでは
初回から出演していたキャストはじめ
スタッフも
予定通りとは言え
かなり動揺の色が隠せなかったとの事です。
でっ この番組の「顔」とも言える
お馴染みの
オープニング テーマですが
この楽曲はじめ 劇中の楽曲は全て
『デヴィッド ローズ』
と言う
イギリスの音楽家が手掛けているとの事です。
今回 YouTube等で音源を色々聴いてみて
初めて知ったのですが…
実は シーズンによって
違うヴァージョンのテーマソングが使用されていた様なんです。
* 全てのシーズンで違ったヴァージョンが使用されていたのかはわかりませんでしたか…。
個人的には結構ビックリした発見でした。
普段 音楽を聴いて
「これはいい」「これは時代と合っている」「これはちょっと…」などと
楽しんだり 解釈したりしていますが
このテーマソングの様に
自身の身に染み込んでいると言うか
耳に入ってきた瞬間に
「大草原の小さな家」
と判別ができたり
また ドラマのシーンが自然と浮かんできたり…
もちろん「時間」と言う事も
大きなファクターなのは間違いないのですが
音楽と言うのは
「音楽の出来の良し悪し」「好き嫌い」「リスナーの音楽への造詣」などと
言った様な事以上に
最終的には
物凄く単純に
「自身とその音楽との関わり合いの深さ」
と言う事に尽きてしまうのではないかと。
『山下達郎』氏の
「本当につらい時は音楽などなんの役にも立たない」
と 言った発言などを
合わせ考えてみると…
最後の最後に残るのは
「音楽」
なのではなく
「記号」
なのではないのかと。
当たり前過ぎる事を記している事は十分に自覚しているのですが…。
でも改めてよくよく考えてみると
なかなかに感慨深いものがあるなぁ…と。
この1分にも満たない
「大草原の小さな家」のテーマソングなど
しっかり向かい合ってリスニングなどした事など
もちろん 今まで1度もありませんが
このテーマソングが耳に入って来た瞬間に
〜ドラマの内容などは全く覚えていなくとも〜
自身が小学生だった頃の
「土曜日 18:00 」の
風景や様子や空気感などが
毎回毎回ハッキリと蘇させられてしまったりもするんです。
「大草原の小さな家」の再放送を観てしまい
ついつい 自身の解釈による
超原則論を記してしまいたくなってしまいました (笑)
「大草原の小さな家」のテーマソングなど
単独でリスニングする事はどはないと思いますが
ぜひこの機会に「大草原の小さな家」のテーマソングを聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
* アップしたテーマソングは「オリジナルヴァージョン」です。
☆ おまけ その1 「クロージングテーマ」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/2tFP9aEN1G8
☆ おまけ その2 日本版オリジナルの『子門真人』氏による「クロージングテーマ」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/mwc80PEiHso
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/ndsQ8hghi7M
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #24
What's Going On / Darty Dozen Brass Band
ニューオリンズのジャズ(´∀`)
ハイブリッド ブラスバンド (おまけ付き)
記憶が曖昧だったのでちょっと調べてみると…
1986年 (昭和61年)
* 斑尾ジャズフェスティヴァル
B.Bキングと共に
大盛り上がりで観たのが
『ダーティー ダズン ブラス バンド』(以下 DDBB)
初体験。
1991年 (平成3年)
* 横浜 WOMAD
で 会場を練り歩いていた
元「じゃがたら」の『篠田昌巳』氏による
『東京チンドン』
を観た時に
『DDBB』と被って見えた事をハッキリと覚えています。
ニューオリンズで誕生し
「マルティグラ」などのエンターテイメントシーンではもちろん
葬儀の時にも
「ファーストライン」〜「セカンドライン」
には必須の
ニューオリンズの大衆と共存している「ブラス バンド」
1960年代 (昭和35年〜)
アメリカでブームとなった
「ニューオリンズリバイバル」時
1889年 (明治22年) 生まれのトランペッター
『バンク ジョンソン』を中心に
1900年頃 (明治33年) の
「ブラスバンド」のスタイルを再現し
レコーディングもされているんです。
また近年に於いても
『DDBB』はじめ『リバース ブラスバンド』『ホット 8 ブラスバンド』…
その時代その時代のサウンドのトレンドを取り入れた
大衆的で同時代性のあるサウンドを持った素晴らしいブラスバンドが次々と誕生しています。
2005年 (平成17年)
ニューオリンズを直撃し壊滅的な被害を残した
台風「カトリーナ」
* 『クラレンス ゲイトーマス ブラウン』は この台風の数日後 心労などが原因で亡くなったと言われています。
2006年 (平成18年)
『DDBB』によりリリースされた
アルバム「ホワッツ ゴーイング オン」は
全曲カバーでの演奏が収録されており
ジャケットでもおわかりの通り
台風 「カトリーナ」の被害状況を発信する為に
リリースされたアルバムだと思われます。
今回ピックアップするのは
アルバムタイトル曲で アルバムの冒頭を飾る
『マーヴィン ゲイ』の代表曲
〜この先 いったいどうなってしまうのだろう〜
と 言うメッセージが込められた
「ホワッツ ゴーイング オン」
この楽曲には
「パブリック エネミー」の『チャック D』が参加しており
とてもヘヴィーな『DDBB』の演奏と
ヒップポップトラックとのミクスチュアーが行われた
ハイブリッドなブラスバンドサウンドとなっているんです。
ここでの『チャック D』は
台風から1年経ったのにも関わらず
「常識が常識であった時はもうどっかへ行ってしまった」
と 非常事態が続いている事を示し
「That’s going on!」(それは起こっている!)
と力強く告発しています。
この「ホワッツ ゴーイング オン」は
「追悼」し「励まし」「後押し」し
「遅々として復興が進まない状況に苛立ちを表し」
その様な政府を「強烈に批判」した
〜これからどうなるんだろう〜
と 言った戸惑いから
力強く一歩踏み込んだ
「ラップ」と言う現代の音楽的な「共通言語」を使用し
ニューオリンズからのメッセージを発信している演奏となっている気がします。
オールドスクーラーとなり表舞台にはあまり出る事がなくなった『チャック D』が
この様な状況で登場し
メッセージ性の強いリリックでのパフォーマンスに驚くのと同時に
当時代に於ける
元々 政治色が強い
「チャック Dの役割」
と言った事を明確にしたと言ってもいいのだと思うのですが…。
この数年後には
『マディー ウォーターズ」が
1968年 (昭和43年)
シカゴブルース衰退期に
ロックとのミクスチュアーにより活路を見いだそうとし
クリエイトし リリースされ
酷評されたアルバム
「エレクトリック マッド」
を聴いて感動した『チャック D」が
直接「チェス レーベル」の関係者へ連絡を取り
「エレクトリック マッド」に収録されている
「マニッシュ ボーイ」
を ベースに
当時『マディー ウォーターズ』と共に演奏して
いたミュージシャンと
ヒップポップのトラックをミクスチュアーさせ
『チャック D』のラップを被せると言った
楽曲制作と
そのドキュメントの映画を制作すると言った
オールドスクーラーでしかなし得ない
素晴らしいプロジェクトを立ち上げたりもしています。
ぜひ今こそ インディペンデンスな立場から
ネットで配信されるニュースの様に
「オールドスクーラー目線」で
様々な状況に対する「チャック Dからのメッセージ」を発信し続けては…
と 強く思わされます。
ぜひ当時のヘヴィーな状況を
しっかりと反映したサウンドとメッセージで
世界中に現状を発信した
『DDBB』と『チャック D』による
「ホワッツ ゴーイング オン」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 2003年『マディー ウォーターズ』の「エレクトリック マッド 」ヴァージョンをベースとし
『チャック D』によりリメイクされた「マニッシュ ボーイ」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/4glc_87qxsQ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/pEO-XLq7_xU
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
自身の無知さ加減を晒す事になるのだと思うが…。
むかし 下高井戸の日大で行われた『ネルソン マンデラ』氏の講演で
「お金の援助」を繰り返し発言していたのを…
「???」
と 聴いていたのだが…。
この映画は…
とても豊かで とても楽しい音楽を通して知った
アフリカの国名が次々と出てくる映画ではあるのだが…。
これは映画でありドキュメンタリーやノンフィクションではない事を十分承知の上で…
もしこのストーリーのベースとなる悲惨な現実や無用の内戦がアフリカ国内で起こっていた (起こっている) のならば…。
アフリカ由来のブラックミュージック好きなリスナーにも ぜひ観て頂きたく思う。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://eiga.com/amp/movie/33912/
↑ お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きたく思います。
☆ レビュー #23
Na Poi / Fela kuti
アフロビートなジャズ٩(^‿^)۶
クールなフェラ
「ブラック プレジデント」を名乗り
没後も 母国ナイジェリアはもちろん
現行ジャズシーンなど
世界各国で圧倒的な存在感と影響力を誇る『フェラ クティ 』
もちろん全ての音源を聴いた訳ではありませんが
今まで聴いてきた
「アフリカ 70」
「エジプト80」
で演奏された楽曲の中で一番好きなのが
この「ナ ポイ」なんです。
1971年にリリースされた「ナ ポイ」なのですが
リリース当時 ナイジェリアで発禁となってしまい
「幻のヴァージョン」となっていたそうなのです。
しかし 没後『フェラ』のアルバムのアーカイヴが進みリ・リリースされた楽曲です。
発禁の原因は政治的なプロテストなどの事ではなく
恋愛に関してのかなりおおっ広げなリリックが原因だったそうなんです。
奥さんが十数人いたと言われる『フェラ』の事ですから
結構強烈な事が歌われているのかも…。
また この「ナポイ」は
1975年にセルフカバーしリリースされているんです。
「ライヴでは同じ楽曲を2度リストアップする事はない」
と言った『フェラ』にしては
異例の出来事と言ってもいいのかも知れません。
演奏自体も
1971年ヴァージョンと比べると
演奏時間は半分以下へとコンパクトにまとめられ
演奏内容もしっかりとアップデイトされているヴァージョンへと仕上げられています。
でっ 今回ピックアップするのは
1971年に発禁となったヴァージョンを。
1975年ヴァージョンを
「メロウ」と表現すると
この30分超えの
1971年ヴァージョンは
正に「クール」
と 言っていいヴァージョンなのではないかと思うんです。
「エジプト80」時代に入ると
一種多様なスタイルが発生しますが
「アフリカ70」時代の
空気との摩擦で発火するのではないかとすら思わせられる
エモーショナル過ぎる演奏の数々の中に於いては
一種 異色と言っても過言ではない楽曲の様な気がしますが
個人的には
「超」が付くほど大好きな楽曲なんです。
グルーヴ渦巻く楽曲とは一味違う クールなグルーヴが魅力的な「ナ ポイ」を是非聴いてみて下さいね。
☆ おまけ 1975年セルフカヴァーヴァージョン
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/ABjvY9Qr8u8
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/U2pb_z3cfVU
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #22
Up Above My Head / Sister Rosetta Tharpe
凄まじいゴスペル (O_O)
ゴスペルをエレキギターで弾き語り (おまけ付き)
後半のギターソロがまた凄いっ!
学生時代 ジャズ喫茶で『マヘリア ジャクソン』を初めて聴き
当時ゴスペルで入手が容易だった
『アレサ フランクリン 』などのゴスペルアルバムなどを聴いていた時に出会った
2018年に「ロックの殿堂」入りも果たした
ゴスペルシンガー『シスター ロゼッタ サープ』
1915年
南部アーカンソーに生まれ
巡回宣教師だった母親と行動を共にし
4才から教会でゴスペルを歌い始めたとの事です。
1920年代
シカゴへ移住した際にギターを習得し
ゴスペルの弾き語りを始めたと言うオリジナリティー溢れる変わり種。
1934年
結婚を機にニューヨークへ移住し 音楽活動を続けていたところ
1938年
メジャーレーベル「デッカ」から契約の話しが舞い込み
メジャーレーベルと契約した 初の黒人ゴスペルシンガーとなったそうです。
契約後行われた初レコーディングは
バックに『ラッキー ミリンダー オーケストラ』を配しての
「トラブル イン マイ マインド」
それが縁で『ラッキー ミリンダー』のツアーに同行したり
「コットンクラブ」で『キャブ キャロウェイ』との共演も果たしていたとの事です。
ですが 同年最大の出来事は
「デッカ」からリリースした
「ロック ミー」
がなんとミリオンセラーの大ヒットとなるんです!
これらの事は
教会音楽であるゴスペルを
「クラブへ持ち込み」また「ポピュラーミュージックへ」へとイノベートした
一大快挙と言っても間違いのない偉大な足跡なのだと思います。
1943年からは
アコースティックギターからエレキギター (しかもSG!) へ持ち替え
さらにパワーアップしたゴスペルの弾き語りを行う『シスター ロゼッタ サープ』の影響力は
ゴスペルフィールド〜ジャズフィールドだけに留まらず
彼女の大ファンだった
14才の『リトル リチャード』を初めて人前で歌わせたり
また あの『チャック ベリー』からも
「自分はキャリアを通して 彼女の物真似をしていただけだ」
とのコメントが残されたりもしています。
またアメリカ国内だけではなくヨーロッパツアーも行っており
1963年
『マディー ウォータズ』とのイギリス公演には
若きロックスター
『エリック クラプトン』『キース リチャーズ』『ブライアン ジョーンズ』『ジェフ ベック』…
も駆けつけたとの記録も残っているそうです。
でっ 今回ピックアップしたのは
1948年
「デッカ」からリリースされた
「アップ アボブ マイ ヘッド」
この楽曲は……
とにかく観てみて下さい!!!
観ればわかります!!!
1973年に亡くなる迄の間 数多くのゴスペルチューンをヒットさせ
リスナーのみならず同業のミュージシャン迄をも虜にした
『シスター ロゼッタ サープ』の素晴らしい演奏をぜひ聴いて下さいね♪(´ε` )
☆ おまけ レゲエシーンのリジェンド『ボブ マーリィ』のヴァージョンも残されている
『シスター ロゼッタ サープ』による「ディス トレイン」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/jOrhjgt-_Qc
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/JeaBNAXfHfQ
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #21
Bye Bye Blackbird / Red Garland
プロデュースなジャズアルバム(´∀`*)
演奏と同等に大切なプロデュース
1926年 (昭和元年)
『レイ ヘンダーソン 』&『モート ディプリン』
により
ティンパンアレイ系の楽曲として制作され
『ジーン オースチン』
によるヴォーカルでのレコードがリリースされ
ヒットチャート インを果たした
「バイ バイ ブラックバード」
1955年 (昭和30年)
映画「ピーク ケリーズ ブルース」(皆殺しのトランペット)
で 使用され
リバイバルヒットとなり
『マイルス デイヴィス 』がすかさずカバーをし
1956年 (昭和31年)
「コロンビア レーベル」第一弾アルバム
「ラウンド アバウト ミッドナイト」に収録される事となります。
1957年 (昭和32年)
映画「死刑台のエレベーター」
サントラのレコーディングの為 フランスへ渡るのですが
この時 フランスのシンガー〜女優『ジュリエット グレコ』と恋愛関係にあったらしく
2週間 フランスに滞在していたそうです。
翌年 1958年 (昭和33年)
「ブルーノート レーベル」で
『キャノンボール アダレイ 』名義…
実は『マイルス』のリーダーアルバムと言われる
「サムシング エルス」
アメリカのジャズシーンでは初めてピックアップされカバーされた
『枯葉』
この楽曲は 1945年 (昭和20年)にフランスでヒットした流行歌だったそうです。
『マイルス』がフランス滞在中にフランスで初めて「枯葉」を聴いて
レコーディングにあたりピックアップしたのでは…。
『マイルス』は多分 その時その時に聴いて好きになった楽曲をピックアップしジャズ化していたのでは…。
後年カバーした
『シンディー ローパー』の「タイム アフター タイム」
『マイケル ジャクソン』の「ヒューマン ネーチャー」
『マイルス』は とてもいい意味で「ミーハー」だったと言えるのかも知れません。
違った言い方をすると…
「同時代性」をとても大切にしていた様な気がします。
その様に その当時に流行っている楽曲や耳にした楽曲を
類い稀なるセンスをもってジャズ化し
その楽曲が
現在「スタンダード」と呼ばれる事になったと言った事を考えると…
現代に於いても
「スタンダード」と呼ばれる楽曲の解釈を繰り返すのではなく
現代に於いて〜同時代に於いて
流行っている楽曲やヒット曲をピックアップしカバーをし
新たな「スタンダード」になるべく しっかりとした解釈やアレンジを施し
ジャズ化させてもいいのではないかと…。
1959年 (昭和34年) 10月12日
ニューヨークの「ザ プレリュード クラブ」にて
ライヴレコーディングされた音源は
「プレステッジ レーベル」より
後年 2枚組CDで未発表曲が加えられ
マスターテープに残っていた音源を全て
当日 3セット行われた演奏を
実際に演奏された曲順に並べられリリースされました。
それ以前は
「リル ダーリン」「ライヴ」「サテンドール」…
そして この「バイ バイ ブラックバード」が収録されている
「アット ザ プレリュード」
4枚のアルバムに分散されリリースされていました。
2枚組のCDがリリースされると知り
喜び勇んで入手しリスニングをしていると…
「???」
演奏そのものはとても素晴らしいのですが
自身が大好きな
「アット ザ プレリュード」を聴いている時のワクワク感がない…。
その後 よくよく考えてみると
「アット プレリュード」に収録されている楽曲は
比較的 時代が深めの楽曲がセレクトされ
とても考え抜かれた曲順に並び変えられている為に
「アルバム」としての完成度が異常に上がっている事に気付き
「プロデュース」の大切さを教えてくれたアルバムでもあるんです。
これがもし自身が特に好きな『ジョン コルトレーン 』のライヴだとしたら
また違った受け取り方をするのでしょうが
自身に於いて『コルトレーン』に比べ
「嗜好の深さがやや浅い」
と言った立ち位置にいる『レッド ガーランド 』の演奏となると
「コンプリート」よりも「プロデューサーの手が入った」
アルバムの方が非常に愛着を覚える事となる様です。
でっ この『レッド ガーランド 』による「バイ バイ ブラックバード」はと言うと
アヴェレージ以上の とてもライヴ感を感じさせられ 人懐っこく大好きなヴァージョンなんです。
ぜひ この『レッド ガーランド 』によるリラックスしまくっている様子が伝わってくる様な
素晴らしい「バイ バイ ブラックバード」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 1926年リリースの『ジーン オースティン』による オリジナル「バイ バイ ブラックバード」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/rX_75D0lC2o
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/xFkG8es5Mgg
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #20
Cherokee / Charles Gayle (pf)
トラディショナルなフリージャズ(´∀`*)
サックス〜ピアノ二刀流
1939年生まれ
未だまだ現役でブリブリサックスを吹きまくっている
超ヘヴィー級のフリージャズプレイヤー
『チャールス ゲイル』
1960年代頃にはフリースタイルでのプレイを始めたらしいのですが
何故かライブハウスにブッキングされたりレコーディングをする機会に恵まれず
NYのストリートで毎日の様にプレイをしていたそうです。
また一時はストリートでのプレイに没頭するあまりホームレスにもなってしまった時期もあったそうです。
1980年代に入って
当時NYのフリージャズ シーンで中心的なライブハウスだった
「ニッティング ファクトリー」
にフックアップされ
そこで働くかたわら
1988年
遂にデビューアルバム
「オールウェイズ ボム」を
「ニッティング ファクトリー レーベル」からリリースする事となったそうです。
その後
「ホームレス」「キングダムカム」「デスタメンツ」…
次々と強力で強烈な傑作アルバムをリリース続け
現在はリジェンドとしその名を不動なものとしていきます。
でっ この楽曲は
2001年にリリースされた
なんと ソロピアノのみで構成されたアルバム
「ジャズ ソロ ピアノ」
からピックアップした
『チャーリー パーカー』でもお馴染みの「チェロキー」です!
『チャールス ゲイル』のマルチプレイヤーぶりは以前から有名だったので驚きはしないのですが
驚くべきはそのプレイスタイルにあります。
サックスではフリージャズの極北と言っても過言ではないプレイをしていますが
このピアノソロでは
フリージャズのテイストは影を潜め
普段はフリージャズを聴かないジャズリスナーにも自信を持ってオススメできる素晴らしいアルバムとなっています。
収録曲も
「ラウンド ミッドナイト」「ホワッツ ニュー」「ソフトリー アズ イン ア モーニング サンライズ」「アイル リメンバー エイプリル」「ボディー & ソウル」
…
ほぼスタンダードで構成されているんです。
2005年リリースのアルバム
「シャウト」もサックスでのスタンダード集ではありましたが
ブリブリのサックスで原曲の原型は全く跡形もなくなっていました(笑)
しかし この「ジャズ ソロ ピアノ」は全くその様な事はない
「若干アブストラクトで 若干クラシカルなテイストも感じられる素晴らしい演奏」
となっています。
ぜひこの『チャールズ ゲイル』による変わり種ではありますが
素晴らしさに驚く事請け合いのピアノソロを聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/9LlEpCy8rFM
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #19
Litlle Lou / Sonny Rollins
豪雨のジャズヽ(´o`;
驚愕のブロウ (おまけ付き)
この音源は
1981年7月22日
田園コロシアムで行われた
「ライブ アンダー ザ スカイ 81」
に出演した
『ソニー ロリンズ 』の
ステージの1曲目に演奏された「リトル ルー」
この時のバックのメンバーは
『ジョージ デューク』(p) 『スタンリー クラーク』(b) 『アル フォスター』(dr)
と言うとてつもないスペシャルバンドでの演奏なんです!
この日の東京は激しく雨が降っていたらしいのですが
客席は満員で立ち見まだ出ていたそうです。
またその雨の影響か
PAトラブルが発生し開演が30分遅れると言うアクシデントが起こったにもかかわらず
お客さんは雨の中『ロリンズ 』がステージに現れるのを待っていたと伝えられています。
ステージへ登場した『ロリンズ 』が
それら お客さんの事を思っての事なのかどうかはわかりませんが
初っ端から鬼の様に凄まじいプレイをかましているんです!!!
しかもこの「リトル ルー」は20分弱の演奏なのですが
最初から最後迄 『ロリンズ 』のソロだけで構成され
しかも休みなくブロウしまくっていると言う!!!
そしてバックのミュージシャンもかなりのハイテンションで演奏をしていますが…
普通はバックに煽られてフロントが燃える
と言うパターンが多いと思われますが
この演奏は『ロリンズ 』に煽られてバックが燃える
と言う様な事になっている様にさえ感じます。
もはや日本のジャズ史に残る伝説と言ってもいいのではないかとも思わせられる演奏を聴く事が出来ます。
ぜひ改めてジャズの楽しさや凄まじさと言った事を感じて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ「ソニー ロリンズ / リトル ルー 〜 スタジオヴァージョン」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/2aSKJorMyOk
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/eHcIX54iLd0
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #18
Naima / John Handy
浮遊感なジャズ( ´ ▽ ` )
スピリチュアルの解釈
『ジョン ハンディ 』
と言うと
『チャールス ミンガス 』のバンドでの演奏…と言う事になると思うのですが
自身のリスニングではあまりピンとくる物がなく…。
やはりグッと引き込まれたのは
1965年に自身のバンドで出演した『モンタレー ジャズフェスティバル』での演奏なんです。
バイオリンが入った変則的なセットで行われたライブですが
全体的に音数を極力少なくし
しかし 楽曲に対し各楽器が最も効果的に生かされる様 考えぬかれたアレンジがなされ演奏されている大好きなアルバムなんです。
このアルバムは
『ジョン ハンディ』のプレイヤーとしての才能のみならず
コンポーザーとしての才能も発揮された
「ポストモダン」を代表的するアルバムの1枚だと言ってもいいのではないかと思うんです。
でっ 今回ピックアップした
『ジョン コルトレーン』の代表曲と言っていい
「ネイマ」
のカバーは
1967年6月28日 NYのヴィレッジ ゲイトでのライブを収録したものです。
このライブでの編成は
モンタレーの時とは異なっており
バイオリニストが抜け
代わりにヴィブラフォンプレイヤーの
『ボビー ハッチャーソン 』がグループに参加しています。
この演奏では『ボビー ハッチャーソン 』の演奏が存分に生かされ
浮遊感のあるサウンドの中
非常に内省的な演奏が行われており
また決して前面には出てきませんが
演奏が進むに従い 根底に秘められているスピリチュアルさががジワジワと伝わってくる
とても素晴らしい演奏が繰り広げられているんです!
『コルトレーン 』による
エモーショナルでスピリチュアルな演奏による「ネイマ」は勿論素晴らしい物ですが
この『ジョン ハンディ 』による
「現行ジャズ」
と言われたら信じてしまう様な演奏とサウンドによる「ネイマ」も
普遍的な解釈による演奏
と言っても過言ではない様に思います。
ぜひ この時代を先取りしたかの様な『ジョン ハンディ 』による
素晴らしい「ネイマ」での演奏を聴いてみて下さいね♪(´ε` )
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/YWSmY1Qwfuw
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #17
White Shad Of Pale / Roland Alphonso
スカなジャズ(´∀`=)
ジャマイカのレスターヤング?
カリブ海に浮かぶ小さな島ジャマイカ。
ジャマイカと言えば「レゲエ」ですが
「レゲエ」にも時代により様々なスタイルが誕生し人気を博していました。
初期のジャマイカンミュージックの歴史を簡単に紐退いてみると…
* 1950年代にカリプソとの類似点も見出す事が出来る大衆音楽「メント」
* 1950年代後半にアメリカのR&B〜ジャンプブルースの影響を受けジャマイカンスタイルで産声を上げた「ジャマイカンR&B」
* 1960年代初頭に「ジャマイカンR&B」と並行し アメリカのR&B〜ジャンプブルースの他にジャズ等にも影響を受け「レゲエ」の基本となる2ビートが確立された「スカ」
* 1966年〜1968年に 諸説ありますが…1966年にジャマイカが猛暑に襲われ スカのテンポで踊っているとバタバタと人が倒れてしまい その為演奏のテンポを落とし その結果としてシンガーにとってはよりソウルフルな表現が可能となった「ロックステディー」
…と かなり大雑把に端折っていますが大枠ではこの様な流れで成長してきた初期のジャマイカンミュージック。
「レゲエ」の最初期のスタイルと言ってもいいと思われる「スカ」シーンに於いては
「スカタライツ」と言う
自身達の演奏の他にも
シンガーのバックをつける事も多々あったビッグバンドが誕生します。
今回ピックアップしたのは
この「スカタライツ」のオリジナルメンバーで
日本を代表するリジェンダリーなダブバンド
『ミュートビート』
との共演でもお馴染み
テナーサックスプレイヤー
『ローランド アルフォンソ』
に演奏によるものなんです。
『ルイ アームストロング』が
ジャマイカに訪れた際
ジャマイカ人のサックスプレイヤーの演奏を聴き
「ジャマイカにもレスター ヤングがいるじゃないか!」
といったと言う話しも残されているのですが…
そのサックスプレイヤーこそ
この『ローランド アルフォンソ』だったそうです。
でっこの楽曲はと言うと
1967年にリリースされ
世界中で大ヒットとなった
『プロコル ハルム』の
「青い影」を
『ローランド アルフォンソ』がインストでカヴァしたヴァージョン なんです!
これがまた「ロックステディー」ベースのゆったりとした演奏をバックに
甘く切なくキラーな演奏を繰り広げている
筆舌に尽くしがたい 素晴らしい演奏となっているんです!
ぜひ この胸が締め付けられそうになる素晴らしい演奏を聴いてみて下さいね♪(´ε` )
ちなみに「たをやめオルケスタ」「SKAMOTTS」のバンマスでアルトサックスプレイヤーの『岡村トモ子』さんのフェヴァリットプレイヤーも『ローランド アルフォンソ』なんだそうです♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/tC30sbWcVpI
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #16
Unknown / James Blood Ulmer
ブルースなジャズ♪(´ε` )
ハイブリッド ブルース…必見っ!
『オーネット コールマン』の門下生として
ベーシストの『ジャマラディーン タクマ』と同じく
現在もなお素晴らしい活動を行なっている
『ジェームス ブラッド ウルマー 』
1980年
「ラフトレード」からリリースされた
「アー ユー グラッド トゥ ビー イン アメリカ」
が大きな話題となり コロンビアと契約。
コロンビアでは
『オーネット コールマン』による「ハーモロディスク理論」をベースに
アバンギャルドさの中にもポップさを感じる事ができる
素晴らしいアルバムを3枚リリースしています。
ところで「ハーモロディスク理論」ですが…
音楽理論の「り」の字もわからないのに そんな物わかる訳はありませんが…
例えば
『オーネット コールマン』の「ダンシング ユア ヘッド」や「ヴァージン ビューティー」と
『ジャマラディーン タクマ』のアルバムで聴く事のできるサウンドや
『ジェームス ブラッド ウルマー 』のサウンドには間違いなく類似点を聴き取る事が出来るんです。
…まぁ「ハーモロディスク理論」は自分にはこの程度しかわかないと言う事です(笑)
その後はディスクユニオンの「DIW」や
ロフト系のミュージシャンによるアルバムを多くリリースしている「ハイエナ」などから
精力的にアルバムをリリースし続けていた様です。
自身は新生ブルーノートから1987年にリリースされたアルバムを最後に
『ジェームス ブラッド ウルマー 』からは遠ざかってしまい全く聴いていない時期が20年近くありました。
でっ、ある日YouTubeを観ていたところ
2015年に「スコピエ ジャズフェスティバル」と言うフェスへ『ジェームス ブラッド ウルマー 』が出演している映像に引っかかり
早速観てみると…
そこにはとてつもなくカッコイイ弾き語りの姿が!!!
ギターは「ハーモロディスク理論」に基づいていると思われる
流れる様に歌うギターと
自身の渋めのボーカルが見事にマッチされた
今までに自身が観聴きした事がないブルースが展開されており
激しい衝撃を受け思わず見入ってしまいました!!!
この様な解釈でブルースを演奏するミュージシャンは
世界広しとは言え
『ジェームス ブラッド ウルマー 』ただ一人ではないでしょうか?
これこそ正に
現行のジャズ〜アフリカンアメリカンミュージックと言っていいのではないかと思います。
ぜひジャズリスナーもブルースリスナーも…
全てのアフリカン アメリカンミュージックラヴァーの方に観て頂きたい映像です♪(´ε` )
ちょっと脱線しますが
この『ジェームス ブラッド ウルマー 』の演奏とはテイストこそは違いますが
数年前に「すみだジャズフェスティバル」のメインステージで
これまた何十年ぶりで『近藤房之助』さんのライブを観る事ができました。
編成は『房之助 』さんのヴォーカルとギターにキーボードとパーカッションと言うミニマムなセットです。
しかしそこでの演奏はブルースと言えども
圧倒的に現行の音楽となっており
ミニマムな構成ながらも素晴らしいグルーヴ感を感じる演奏とヴォーカルが相まって
演奏の途中で
1970年代のエレクトリックマイルスの演奏を彷彿とする様な瞬間すらある
とても素晴らしい演奏を聴かせてもらいました。
『ジェームス ブラッド ウルマー 』の演奏同様に
『近藤房之助 トリオ』のライブも見逃し厳禁ですっ!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/XGyZPE8u9k4
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #15
Taurus / Cannonball Addeley
P-FUNKなジャズ p(^_^)q
ジャズロックって???
『キャノンボール 』の演奏はどうしても
『マイルス』や『ビル エヴァンス』などとセッションをしていた辺りの
1950年代後半から1960年代前半の時期に目が行きがちですが…。
個人的には
1960年代前半に『ジョー ザヴィヌル』が『キャノンボール 』のバンドに加入し
その後1960年代の半ばから1970年代初頭にかけての
「キャピトル」レーベルからアルバムをリリースしていた時期こそが
『キャノンボール 』の絶頂期と言ってもいいのではないかなぁ…と思っているんです。
「キャピトル」期は…
1959年
『レイ チャールズ』がソウルミュージックとゴスペルのミクスチャーに成功し大ヒットした
「ホワッド アイ セイ」の様に
1966年
ゴスペルとジャズのミクスチュアーに成功し
コマーシャルなポップさを合わせ持たせ大ヒットとなった
『ジョー ザヴィヌル』作曲の
「マーシー マーシー マーシー」
と共に幕が上がり…
様々なジャンルの音楽とミクスチャーを発生させたり
自らのルーツを 同時代的なスタイルで表現したりなど…
多岐に渡った活き活きとした素晴らしいアルバムを数多くリリースしています。
でっ 今回ピックアップしたのは
1972年
キャピトルレーベルよりリリースされたアルバム
「ソウル ゾディアック」に収録されている
「タウラス」
このアルバムはヒップホップ〜クラブミュージックリスナーにはお馴染みの
『デヴィッド アクセルロッド』がプロデュース。
『アクセルロッド』は
ミュージシャンである傍 プロデュース業もこなし
後年『DJ シャドウ』『デ ラ ソウル』『ウータン クラン』などに
自身の楽曲がサンプリングされ
各方面からリスペクトを受けていると言った存在なんです。
「ジャズロックって???」
ジャズシーンでは むかしから
「サイドワインダー」をはじめとして「ジャズロック」と呼ばれている楽曲がありますが
それって本当に「ロックテイスト」はあるのかぁ???
…っていつも思うんです。
少なくても ロックリスナーが予備知識なく
「サイドワインダー」を聞いても
「これはロックだね!」とは誰も言わないと思うんですよね。
自身は
「リスニングにジャンルは全く必要ない」
と考えているのですが
これからジャズを聴き始める若い世代の事を考えると
一度ジャズ用語も上書きしアップデイトした方がいいのでは…と思うんです。
でないと 不要な混乱を招く様な気が…。
でっ 本題の『キャノンボール 』の「タウルス」ですが
楽曲の頭から
いかにも70年代 西海岸のヒッピーカルチャーにおけるマリファナやLSDを想起させられる
ディープなエコーとディストーションがかかったサイケデリックな『ジミヘン』を彷彿とさせるギターが演奏全体を支配します。
その後リズムセクションが8ビートのリズム叩き出す中
ポエトリーリーディングの様な「スポークン」と
『ナット アダレイ 』のエコーを切り裂く様なトランペットが加わり風雲急を告げる雰囲気の中
決してドープにはならずとも
スピリチュアルでファンキーな
『キャノンボール 』のとてもファンキーで素晴らしいプレイを聴く事が出来る素晴らしい楽曲なんです。
でっ この演奏が「ジャズロック」なのか?
と問われると…個人的な答えは「NO」なんです。
先ほどロックミュージシャンの「『ジミヘン』を彷彿とさせる」と記しましたが
全体の演奏を通して聴いてみたり
1972年のアフリカン アメリカンによるアメリカでのブラックミュージックと照らし合わせてみると
「ロック」よりも『P-FUNK』との親和性がよりある様に感じ
その様な聴き方をすると
ギターリストも『ジミヘン』ではなく
『エディー ヘイゼル』と考えた方がしっくりくる様な気がするんです。
なのであえてこの「タウルス」にカテゴリー名をつけるとしたら
「エレクトリック スピリチュアル ジャズ ファンク」
とでもなるのでは…(笑)
何はともあれ この素晴らしい『キャノンボール 』による素晴らしい「タウルス」を聴いて楽しんでくださいね♪(´ε` )
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/lRXAhBE2Irw
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #14
Police & Thievens / Zara McFarlane
レゲエなジャズ♪(´ε` )
UK現行ジャズヴォーカル (おまけ付き)
次から次へとニューカマーが出現し
全く目を離す事が出来ない 現行UKジャズシーンですが
既に確固とした評価を受け活動をしているミュージシャンも数多くいます。
今回 ピックアップするヴォーカリスト『ザラ マクファーレン』もその内の一人です。
元々彼女はミュージカルの役者を目指していたとの事なのですが…
次第にミュージカル自体よりも そこで使用されている音楽の方が気になる様になったそうなんです。
そして それらの楽曲はジャズのスタンダードになっているものが多いと言う事が解り
ミュージカル役者から方向転換しジャズヴォーカリストへの道を歩み始める事となった変わり種です。
その後ヴォーカリストとして必要な事を学んだ後
2010年にセルフプロデュースで
「アンティル トゥモロウ」
と言うEPをリリースし
ヴォーカリストとしての第一歩を踏み出します。
すると間もなく
『ザラ』の楽曲が
お馴染み『ジャイルズ ピータソン』の耳に入る事となり
早速レコーディングの準備がされ
翌 2011年に自身のレーベル「ブラウンズウッド」より
ファーストアルバム「アンティル トゥモロウ」
がリリースされると言った
正にシンデレラストーリーと言っても過言ではないスタイルでのデビューを果たしています。
『ザラ』のヴォーカルスタイルはと言うと
ジャズをベースとしながらも
NU SOUL的なテイストをも感じる事ができ
決してエモーショナルになり過ぎる事がないスタイリッシュさが魅力の
正に現代的なハイブリドッドさを合せ持つヴォーカリストと言った感じがします。
でっ この楽曲は
2014年にリリースされた
セカンドアルバム「イフ ユー ノウ ハー」
に収録されている「ポリス & シーヴス / ポリスとコソ泥」
この楽曲のオリジナルは
1977年に『リー ペリー』のプロデュースで
ジャマイカでレコーディングされリリースされた
レゲエシンガー『ジュニア マーヴィン』の代表曲で
映画「ロッカーズ」にも使用された
レゲエ好きであれば誰もが知っている大名曲なんです。
またこの楽曲はレベルミュージックとしての側面もあり
UKのパンクバンド「クラッシュ」にもパンクヴァージョンとしてカバーされています。
本題の『ザラ』のヴァージョンはと言うと
完全にクールなジャズヴァージョンとしてカバーされているんです!
そして この楽曲でのパフォーマンスは
極限まで音数を少なくし 限りなくシンプルにアレンジされたピアノトリオをバックに
スムーズでありながらもソウルフルでとてもスマートなスタイルで楽曲は進行していきます。
この展開だけでもとても素晴らしいのですが
この楽曲の最大のフックは
後半のサックスソロの真っ只中に
『ザラ』のヴォーカルが突如として入ってくるシーンなんです!
その時の『ザラ』のヴォーカルは
前半のスムーズでスマートなスタイルではなく
サックスのプレイを凌駕する様な力強さを持ったもので
鳥肌が立つ様なスリリングな展開に思わず引き込まれる事間違いなしです。
『ザラ』は在英ジャマイカ人と言う事もあり
レゲエへと接近したアルバムもリリースしていますが
どこをどう聴いても素晴らしい4枚のアルバムをリリースしています。
ぜひ『ジャイルズ ピーターソン』にフックアップされた事が たまたまの事ではなく
しっかりとした実力を見極められフックアップされたを証明している
『ザラ マクファーレン』による「ポリス & シーヴス / ポリスとコソ泥」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆おまけ 「ジュニア マーヴィンのオリジナルヴァージョンによるポリスとコソ泥」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/8nz_uSssKTw
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/xBXbrOOo2nM
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #13
One Bar / Han Bennink & Guus Janssen
ビックリなジャズ(@_@)
エンターテイメントとユーモアと演奏
2010年9月6日
千葉県 稲毛市のジャズ喫茶「Candy」で行われた
『ガス ジャンセン』(p)と『ハン ベニンク 』(dr)によるデュオでのライブ。
『ハン ベニンク 』と言うと
1964年 (昭和39年) 6月2日
オランダでレコーディングされ
『エリック ドルフィー』の遺作となったアルバム
「ラスト デイト」でのドラマーとして有名ですが
70年代に入ると『ペーター ブロッツマン』『エヴァン パーカー』『デレク ベイリー』など
ヨーロッパを中心に活動していたフリージャズ系のミュージシャンと
数多くのセッションやレコーディングを行い 一躍名前が知れ渡る事となります。
1980年代に入ると
「ラスト デイト」のレコーディングでも一緒だった
『メシャ メンゲルベルク』(p)
を中心とした『CPIオーケストラ』 へ参加し
演奏が盛り上がってくるとドラムセットだけではなく
床を始め 叩ける物があれば 何でも叩きビートを叩き出す
と言ったオリジナルなプレイスタイルで注目を浴びる様になるんです。
時間は飛んで
2000年代に入ると
ピアノトリオやデュオでのレコーディングが多くなり
その際のドラムセットは
なんとスネアのみっ!
…ですが
スネアだけで強力なグルーヴを生み出し続けるといった
驚異のプレイスタイルでリスナーを驚かせ続けています!
さて このライブですが
ハッキリ言ってぶっ飛ぶ事間違いありません!
ここで演奏しているピアニストの『ガス ジャンセン』についての詳細はわかりませんが
『メシャ』が亡くなった
2017年以降
『CPIオーケストラ』のピアニストとして活動をしているとの事で
このライブでもとても力強いプレイを展開しています。
また『ハン ベニンク 』は
スネアのみのブラシがメインのプレイですが
初っ端からとんでもないグルーヴを生み出していており
途中でステックに持ち替えたりとアクセントを付けとても素晴らしいプレイを聴かせてくれます!
でっ演奏の最後にはスネアだけのセットなのに
そのスネアもスタンドも跡形もない状態で終わらせる
といったエンターテイメント性やユーモアも忘れない貫禄のステージを観せてくれます。
ただ自分は『ハン ベニング』と縁がないのか一度もライブを観た事がないんです…。
この様な映像を見せられるとライブで観れなかった事がとても悔やまれます…。
正に「百聞は一見にしかず」と言う言葉がピッタリの
この 演奏が進むに従いグイグイ引きずり込まれる事間違いなしの とてつもない演奏をぜひ楽しんで下さいねヽ(´▽`)/
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/SeNtDCIe4K0
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #12
Re: ECM / Ricardo Villalobos & Max Loderbauer
繊細なジャズ(´-`).。oO
静寂の中でのクリエイティヴィティー
2011年 (平成23年) ECMよりリリースされた
クラブ ミュージックシーンに於いて
非常にオリジナリティー溢れるサウンドでの楽曲をリリースし続け リスナーを驚かせ続けている
奇才 チリアンの『リカルド ヴィラロボス』と『マックス ローダーバウアー』が
ECM音源をリミックスした画期的なアルバム。
…と聞くと 楽曲をどう解釈し どう解体し どう再構築しているのかに興味が湧きますが
この作品はマルチマスターがECM側から提供されなかったらしく
ミックスダウン済の音源を使用してのリミックスが行われており
あくまでもオリジナルの楽曲に沿った(オリジナルの楽曲を生かした)リミックスがなされています。
その様な経緯もあってか
通常のヴィラロボス等のアルバムで聴かれる様なサウンドは聴く事ができません。
一聴 物足りなさを感じさせられるかもしれませんが
しかしそこは奇才たる彼らの仕事っぷりで 規制のある中で最大限の仕事を行なっており
自らのアーティストエゴを前面に出さずとも
クリエイティヴィティー溢れ
オリジナルの楽曲に新たな息吹を吹き込んだ
とたも魅力的で革新的なECMサウンドに生まれ変わらせる事に成功しています。
マスリングはマンフレッド アイヒャー
規格番号も他のECMの諸作とおなじ連番を使っており
しっかりとECMの作品として取り扱われています。
聴けば聴くほど味が出るスルメの様な作品です(*´∀`)♪
ぜひこの 微妙で繊細なリミックスアルバムを堪能してみて下さいねヽ(´▽`)/
* ECM音源は非常にタイトな音源管理をしている様で アルバムからの音源はネット上では発見できず 貼ってあるのはライブ音源となります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/JEX9UzRq1Xg
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい
☆ レビュー #11
Saturday Night Fish Fly / Chuck Brown
腰が動くジャズ٩(^‿^)۶
ジャンプ&ジャイヴ ミーツ ワシントンD.C.のGoGo
ワシントンD.C.の「ゴーゴー」って知っていますか?
「ゴッドファーザー オブ ゴーゴー」と呼ばれる
『チャック ブラウン』をピックアップ
「ゴーゴー」はワシントンD.C.で生まれ独自の発展を遂げたアフリカンアメリカンミュージックなんです。
ワシントンD.C.のローカルミュージックなのではすが バンドによりヴァリエーションがあり
その中でも『チャック ブラウン&ソウルサーチャーズ』のライブでの演奏 は特に独自性を発揮したスタイルでのサウンドを聴く事が出来るんです。
最も大きな特徴は …
演奏が始まったら最後まで一度も演奏が途切れる事がなく凄まじいグルーヴを持ってメドレー形式でグイグイ進んでいき
その連続性はDJによるプレイと同じで 踊り出さずにはいられない様な演奏が繰り広げられるんです。
また そこで繰り広げられる演奏は…
BPM100前後のゆるいくとも めちゃくちゃシャープでタフなファンクビートにパーカションが絡みつくと言った粘りのある演奏に
『チャック ブラウン』のドスのきいたヴォーカルが被さってくると言った
一度ハマると抜けられなく事 必至な中毒性の高い音楽なんです。
また『チャック ブラウン』は無類のジャズ好きと言った事もあり
そのノンストップで演奏される楽曲の中には
定番の「スウィングしなきゃ意味ないね」「ハーレム ノクターン」…
時には『マイルス デイヴィス』の「TOTO」なども挟み込みこまれる事もあり
その時代 その時代を反映する楽曲のセレクト〜演奏が行われています。
このアルバム『ハー マン」は
チャック ブラウン』のジャズ好きが高じて
「マイ ファニー ヴァレンタイン」や「ナイト イン チュニジア」…が収録された
ジャズスタンダードアルバムと言っても過言ではない異色作なんです。
でっ 今回ピックアップしたのは
「ジャンプ&ジャイヴ」のオリジネーター
『ルイ ジョーダン』の代表曲の内の一曲
「サタディ ナイト フィッシュ フライ」なカヴァーヴァージョン。
このカバーでの『チャック ブラウン』は
サビ以外では 全てタフな「スポークンスタイル」で構成されており
「ゴーゴー」と「ジャズ」がミクスチュアーされたスタイルとしては
「極限!」と言ってもいい位の
めちゃくちゃヤバイ事となり仕上げられているんです!
それと「ゴーゴー」と「ジャズ」との接点で忘れちゃいけないのが…
1988年〜1989年 (昭和63年〜64年) にかけレコーディングされた
『マイルス デイヴィス』晩年の傑作アルバム
「アマンドラ」に
『チャック ブラウン』のバックバンド
「ソウルサーチャーズ」のドラマー『リック ウェルマン』が参加しており
それ以降のライブにもメンバーの一員としてツアーに同行しているんです。
80年代後半になっても『マイルス』の探究心や冴え渡ったセンスが遺憾なく発揮された出来事なんだと思います。
ぜひ『チャック ブラウン』の手により新たに生まれかわった『ルイ ジョーダン』の名曲「サタデイ ナイト フィッシュ フライ」を聴いてみて下さいね♪(´ε` )
☆ おまけ「ルイ ジョーダン / オリジナルヴァージョン」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/DNObm1y7dsA
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/hVx9ylZO6bY
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #10
Strings Of Life / Derrick May 〜Concerts Lamoureux & Concerts Lamoureux Orchestre
テクノなジャズ(*´∀`)♪
デトロイトテクノ ミーツ オーケストラ
1980年代中頃 デトロイトで誕生したテクノミュージック。
第一世代と呼ばれるオリジネーター
『ホアン アトキンス 』『ケヴィン サンダーソン 』『デリック メイ』
ここで演奏されているのは
1987年 (昭和62年) に『デリック メイ』が「リズム イズ リズム」名義でリリースした
デトロイトテクノ アンセムであり
今やクラブミュージックの枠を超え 普遍的な価値が備わる事となった…
と言っても過言ではない名曲中の名曲
「ストリングス オブ ライフ」
以前から「re jazz」や「クリスチャン プロマーズ ドラムレッスン」などにより
クラブミュージシックのジャズ化や生演奏化は そう珍しいものではないのですが
これはまた全くの別物のとてつもなく素晴らしい演奏が繰り広げられているんです!!!
2015年 (平成27年)
フランスで行われた「ウェザー フェスティバル」のオープニングセレモニーとして行われたパフォーマンス。
実際の演奏はと言うと…
地元フランスのオーケストラ「コンセール ラムルー オーケストラ」
以前ソロピアノで「ストリングス オブ ライフ」のカバーをし
後に『ディック メイ』や『カール クレイグ 』ともコラボする事になるピアニストの『フランシスコ トリスターノ 』
そしてなんと『デリック メイ』本人もマシーンで参戦しているんです!
ここでの演奏は「ストリングス オブ ライフ」に新たな息吹を吹き込むべく
完璧な演奏、完璧なアレンジ そして『デリック メイ』等との絶妙なコラボ…
どこをどう取っても完璧としかいい様のない素晴らしいヴァージョンへと仕上げられています。
「ストリングス オブ ライフ」の印象的なピアノのフレーズにオーケストラが絡み
『デリック メイ』のマシーンからリズムがヒットした瞬間に客席が爆発するという💥
ぜひ この素晴らしいジャジーさをも内包したオーケストラヴァージョンによる「ストリングス オブ ライフ」を聴いてみて下さいね♪(´ε` )
☆ おまけ「ストリングス オブ ライフ / オリジナルヴァージョン
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/rFQZndywOR4
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/1w72OtqjRro
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #9
素敵な音楽 / たをやめオルケスタ
素敵な・素敵な・素敵な音楽っ(´∀`*)
『エリック ドルフィー 』のアルバム「ラスト デイト」でのバッキングでも有名なドラマー『ハン ベニンク』にどハマリしていた頃
『高瀬アキ』さんとのデュオでのアルバムがリリースされていると知り
レコ屋に行く度にジャズコーナーで「フリージャズ」と「日本人ジャズ・た行」を必ずチェック。
いつもの様に「日本人ジャズ・た行」をチェックしていると
面白いデザインのCDが…。
「たをやめオルケスタ」???
スマホでチェックするとなにやら
「女性だけのビッグバンド」との事。
「まっ いいかっ」
と購入。
家に帰ってリスニング
とてもポップで魅力的なサウンド。
錦糸町の高架下で
「吾妻光良 & スウィンギン バッパーズ」
が出演すると言ったイベントが
いつもの様にエンターテイメント性溢れるステージを満喫
すると吾妻さんが…
「スペシャルゲストっ!」…
『岡村トモ子!フロム たをやめオルケスタっ!!!』
繋がった…。
その年の
*「すみだ ジャズフェスティバル」
からの
*御茶ノ水「JAZZ東京」インストアライブ
と 一日で二度美味しい日が。
二連チャンでの「たをやめオルケスタ」初体験。
その後は皆勤賞の追っかけを。
『JAZZ MOBILE』presents「speakeasy」
のブッキングに頭を悩ませていたところ
バンマスでアルトサックスプレイヤー『岡村トモ子』さん
トロンボニスト『セキリカ』さんが
2人でバーのカウンターに立つと言うイベントが
勇気を出して行ってみるも
ご本人を前にしては中々 言い出せず
ここはちょっと「お酒の力を借りてっと…」
勇気を出して言ってみる。
『セキリカ』さん…2018年 (平成30年) 9月
「岡村トモ子』さん…2018年5月と2019年 (平成31年) にご出演。
全てがアットホームでハートウォーミングな素晴らしいイベントにっ!!!
『たをやめオルケスタ』
2018年で
なんと10周年!!!
会場は渋谷「クラブ クアトロ」
パンパンのお客さんの中
これぞ「たをやめっ!!!」
と言った素晴らしいステージ!!!
この様子はDVDで観る事ができるんです。
* なんと『チャランポ ランタン』も!
https://tawoyame.base.ec/items/19726800
ただ今ニューアルバムのレコーディング真っ最中
そんな素晴らしい『たをやめオルケスタ』
名詞代わりの1曲は…
今じゃお宝
7inchシングルでもリリースされた
「素敵な音楽」
『岡村トモ子』さん作詞・作曲
「たをやメイツ」(バンドのメンバー) に向けての愛が炸裂した大名曲!!!
永久不滅『たをやめオルケスタ』による多幸感溢れまくる「素敵な音楽」を ぜひ聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 10周年記念DVD「素敵な10執念」に収録の『岡村トモ子』さんをフューチャーした「クレオパトラの夢」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/lewqm3IlqOA
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/T9uDtcyJfsY
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #8
なしくずしの死 (Full) / 阿部 薫
フリージャズのリスニング(*´∀`)♪
読むジャズ→聴くジャズ (おまけ付き)
「ビ バップ」と同様に
それ迄のジャズの流れを遮断するがごとき 新しい価値観を携えジャズシーンに現れた「フリージャズ」
1967年『コルトレーン』の葬儀式では『オーネット コールマン 』が追悼演奏をし
2015年の『オーネット コールマン 』の葬儀式には『セシル テイラー 』が追悼演奏を…。
*下部に添付した テキストの中に『オーネット コールマン 』の葬儀式で 追悼演奏をする『セシル テイラー 』の映像も添付されています。
出現時には既存のプレイヤーやリスナーからは戸惑い〜驚きのみならず
的外れな中傷を受けつつも
時間の経過と共に風化する事なく
脈々と演奏し継がれている現実がフリージャズと言う演奏形態での表現の不変性を物語っているのだと思います。
そして現在では極当然の事として フリージャズ
は
「ジャズ」と言うジャンルの構成要素には欠す事は出来ない重要なカテゴリーとして存在し
同時代的なスタイル〜サウンドでのアルバムもリリースされ続けられています。
『フリー・ジャズが時として聴覚的に、そして知的レベルにおいても難解なものに感じられることがあるのは事実だが、同時に刺激的な音楽と捉えることもできる。信じられないかも知れないが、(耐えてやり過ごすのではなく)ちゃんと楽しむことも可能なのだ。要は順応力の話である』
…と言う様にフリージャズは決してリスナーと敵対する音楽ではありません。
ぜひ↓テキストをご一読頂きたく思います。
https://www.udiscovermusic.jp/stories/free-jazz-explained
でっ 今回ピックアップするのは…
日本に於けるフリージャズシーン聡明期より
類い稀なる才能で独自なスタイルによる素晴らしい活動を繰り広げていた
『阿部 薫』(1949年〜1978年)のアルバムを。
アルトサックス ソロでの2大大作
*「動」の「彗星パルティータ」(1973年3月)
*「静」の「なしくずしの死」(1975年10月16 & 18日)
のうちの 短い人生だった『阿部 薫』晩年のソロライブ
「なしくずしの死」
2枚組アルバムをフルヴァージョンで。
先に記したテキストにもある様に
フリージャズを楽しむ為に必要な要素のひとつには
「順応力」と言った事も多少ならずともあるのだと思います。
この「なしくずしの死」は
現代的なリスニングにおいてBGMにもなり得る演奏なのだと思うんです。
もちろん「耳が慣れたなら」ディープなリスニングに対して期待以上の感銘を受ける事が出来る
傑作の名に恥じない素晴らしい演奏が繰り広げられています。
先ずは小さな音量でBGM的な環境音楽の様に楽しんで頂き
それをスタート地点とし 様々な素晴らしいフリージャズシーンの楽曲をも楽しんで頂けるものだと思います。
*ネット等々で『阿部 薫』氏の事柄を検索すると かなり「観念的」なテキストと遭遇する事となると思います。
多くのリスナーが語らずにはいられない程の 短くも濃密な人生を送った『阿部 薫』氏ならではの事であるのだと思います。
ですが、他者が語る「観念的」な情報を
「音楽をリスニングする以前に自身へインプットしてしまうと」
フリージャズと言うアブストラクトな構造を持つ音楽が故
「それらの情報がバイアスを生んでしまい 個々のリスナーに於いてストレートなリスニングが出来なくなる可能性も非常に高くなる」
のではないかとも思うんです。
「情報は必要最小限」にしシンプルなリスニングをオススメします。
☆ おまけ 『ジョン コルトレーン』の葬儀式での『アルバート アイラー 』の演奏 (1967年7月21日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/wO9UCV5APPA
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/QBmfU6GlHgU
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #7
Summer Time / Tony Scott & The Indnesia All Star
エスニックなジャズ♪(´ε` )
トニー スコット ミーツ ガムラン
小川 充氏 編集の画期的なディスクガイドブック「ジャズ ネクスト スタンダード 」にも掲載されているアルバム「ジャンガー バリ」
1921年生まれの『トニー スコット』
「ビ バップ」旋風真っ只中「ミントンズ ハウス」で演奏していたと言うことで…
当然の如く 『チャーリー パーカー 』と
1953年に出会う事となり 多大な影響を受け生涯リスペクトしていたそうです。
1950年代には本国アメリカで様々なレコーディングやライブ活動をおこなっていたらしいのですが
「クラリネット」と言う楽器が時代と共に あまり表舞台に出る事がなくなってしまった事も関係してか
1960年頃にアメリカを出国し東南アジアをバックパッカーの様に旅行をしていたとの事です。
その後 なんと日本に5年間滞在し
1964年 には
海外からの評価も非常に高いアルバム「銀界」でお馴染みの 尺八プレイヤー『山本邦山』等とレコーディングした
「ミュージック フォー ゼン メディテーション」
と言うアルバムをヴァーヴからリリースをしています。
その様な中
1967年に「インドネシア」でレコーディングされたのが
この「ジャンガ バリ」なんです。
このアルバムは『トニー スコット』が…
「インドネシアのジャズミュージシャンと伝統音楽のガムランをミクスチュアーした演奏をレコーディングしたい 」
…との要望に MPSレーベルが応え制作されたアルバムなんだそうです。
しかし 「ガムラン」と言っても宮廷由来のものではなく
「スンダ地方」に伝わる「リンディック」などと共に
チル アウトなテイストが特徴的な「ガムラン」が採用されています。
このアルバムは
その「スンダ地方のガムラン」と「ジャズ」が
全く何の無理矢理感や違和感がない 驚きのミクスチュアーが行われ
『トニー スコット』とインドネシアのジャズミュージシャンによる素晴らしい演奏が繰り広げられている模様が収録されているんです!
でっ 今回ピックアップした「サマータイム」は このアルバムに於いて最もコアな楽曲とは言えないのかもしれません。
しかし『トニー スコット』の演奏と共に
いかにこの時代のインドネシアのジャズミュージシャンのレベルが高いかを聴いて頂きたく思いセレクトした楽曲なんです。
なので この楽曲はインドネシアのミュージシャンによるテナーサックス クァルテットが主体の演奏となっていますが…
しっかりと後半には『トニー スコット』の強烈なソロも収録されており
この奇跡的とも言えるセッションをトータルで楽しむ事ができる構成となっていると思います。
なにはともあれ
ぜひとりあえずこの「サマータイム」を聴いてみて下さい!
何もかもが完璧といった素晴らしい演奏を聴く事ができますよっ!!!
この様な素晴しいミクスチュアーは中々再現不可能だと思われ
正にワン アンド オンリー なアルバムだと言っても過言ではないのだと思います。
また「インドネシアの音楽」と「ジャズ」のミクスチュアーは
このアルバムの翌年 1968年
『ドン チェリー』も
「ベルリン ジャズフェスティバル」でのライブ盤
「エターナル リズム」
でも展開しており
こちらもぜひ聴いて頂きたいアルバムです。
この唯一無二と言ってもいい
「ガムラン」とのミクスチュアーが施された「サマータイム」をぜひ聴いてみて下さいね♪(´ε` )
☆ おまけ 「エターナル リズム / ドン チェリー」(Full)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/3iv72L-7bz4
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/ufGwkTwHo6Y
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #6
Breadfruit / Sons Of Kemet
UKの現行なジャズ٩( ᐛ )و
ゴリゴリ…ハードコア (おまけ付き)
2018年 (平成30年) 「インパルス」から 革新的なアルバムをリリースした
リード楽器プレイヤー「シャバカ ハッチングス 」率いる
『サンズ オブ ケメット』
『サンズ オブ ケメット』とは
「エジプトの黒い大地=ケメトの子供達」
と言う意味を持ち
「アフロフューチャリズム」との関連も伺い知る事ができると思われます。
その『サンズ オブ ケメット』は…
リーダーの『シャバカ ハッチングス 』
チューバプレイヤーの『テオン クロス 』
そしてツインドラムで『セブ スチフォード』『トム スキナー』
…による変則的なユニットなんです。
このユニットの特徴は
アフリカ系やカリブ系などの
ブラックミュージックをベースとした音楽との間で激しくミクスチュアーが行われ
またライブではアルバム以上にとても硬質でハードコアな演奏が行なわれる事なんです。
また『サンズ オブ ケメット』は
「雑種である事を良しとし」
「ジャズリスナーの耳を裏切る事も厭わない」
と言った確固とした意思のもとに楽曲が制作され
それらの事は演奏からもしっかりと伝わってきます。
この映像は 去年イギリスで行われた
約18万人近くの集客があり 世界最高峰と言われているミュージックフェスティバル
「グラストンベリー フェスティバル 」
に出演した際の演奏を収録したものです。
ここでの演奏は先程記した
硬質でハードコアな演奏が繰り広げられる中にも
演奏の端々でアフロやカリビアンのテイストを感じさせられると言った
激しくハードコアな演奏の中にも
しっかりとした彼等のルーツを感じさせられると言った
素晴らしい演奏が繰り広げられているんです。
その素晴らしい演奏の中には
「スタイル」としてではなく
「意思としてのミクスチュアー」を感じるのと共に
1970年代の『ブラックジャズ』『トライブ』『ストラタ イースト』『AACM』などのレーベルや団体で演奏されてきた事との接点も見出す事も出来ると思われます。
と 言う事は『サンズ オブ ケメット』の演奏はどの様な形態であろうとも
またどの様なミクスチュアーが行われていようとも
決して 突然変異で偶然生まれたものではなく
伝統的なジャズのライン上にある演奏だと言っても間違いではないのではないかと思うんです。
ぜひ 大観衆の前で ゴリゴリにハードコアな演奏をやってのける『サンズ オブ ケメット』を聴いてみて下さいね♪(´ε` )
☆おまけ「Breadfruit」スタジオレコーディングヴァージョン
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/ftXZVU_spLw
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/NU3dhJMuERc
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #5
Hard Rain / Tender Lounious
意表を突かれたジャズ(@_@)
問題作!(おまけ付き)
現在 全世界的に 激しく活発な活動が行われ ジャンルレスに各シーンから支持を得ている 若い世代による現行ジャズシーン。
イギリスのサウスロンドンをベースとした「22a」レーベルの顔と言っても過言ではない
フルートプレイヤー『テンダー ロニアス』もそのうちのひとり。
これまでの活動はアメリカ デトロイト〜西海岸で活動し若くして亡くなった天才的なヒップホップ トラックメイカー
『J ディラ』がクリエイトした
彼独自のスモーキーでドープなサウンドの影響を強く感じさせられるサウンドプロダクトが行われ素晴らしい楽曲の数々がリリースされてきていました。
そして待望のニューアルバムが11月にリリースされリスニングしたところ…
今までとは一変
なんとデトロイト〜シカゴ方面の
『ハウス』
からの影響が全面に押し出されたサウンドへと大きく変貌していたのです!!!
現行ジャズにおいてトライバルミュージックやクラブミュージックなどとのミクスチュアーは 珍しい事ではなく…
と 言うか極当たり前の事で 全く驚くに値する物ではないのですが
このアルバムリード曲となった「ハードレイン」を聴いて頂ければおわかりの通り
確かに「ムーディーマン 」に代表されるハウスプロデューサーによるクリエイティヴティー溢れるアブストラクトなテイストを若干感じ取る事ができ またBPMも早めではありますが
1980年代より
『ラリー ハード / キャン ユー フィール イット』
『フランキー ナックルズ / ホイッスル ソング』
『リル ルイス / Do U Lov Me」…
その次の世代
『アルトン ミラー』
『グレン アンダーグラウンド』
『ブー ウィリアム』…
のプロデューサーによりクリエイトされてきた
「ディープハウス」
の フォーマット内での楽曲が非常に多いのです。
確かにストレートな「ディープハウス」なサウンドだけではなく
先程も記しましたが
『ムーディーマン 』や『セオ パリッシュ 』といったデトロイトから生み出された類い稀なる才能に恵まれた
「ハウス」をベースとしながらもオリジナルなクリエイティヴィティー溢れるアブストラクトなサウンドもクリエイトし続けているプロデューサーからの影響も確かに感じ取る事はできますが
今までの
『J ディラ』などからの強い影響を感じる事はあれ
フォーマットとしては 決して既存の「ヒップホップ 」と言ったスタイルを引用せず
オリジナルなフォーマットでのサウンドプロダクトを行ってきた『テンダー ロニアス』が
既存のフォーマットを引用し楽曲を制作し始めた事に
とても大きな驚きと 戸惑いを感じたんです。
このアルバムは
* 今後とも継続されて行われる事の序章なのか…
それとも
* 「デトロイト」「シカゴ」から誕生した音楽へのオマージュとして制作された 一連の活動とは別のプロジェクトの様なものなのか…
今後リリースされるアルバム及び楽曲をリスニングしてみないと 判断が出来ないと言った
個人的な問題作なんです。
ぜひ 個人的な問題作『テンダー ロニアス』による「ハードレイン」を聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 1986年にリリースされたシカゴハウスのオリジネーターのうちのひとり『ラリー ハード』による アメリカンブラックミュージック史に燦然と輝く「キャン ユー フィール イット」
これは 4ヴァージョン存在するうちのひとつ 1963年に公民権運動に於いて最大のムーヴメントとなった「ワシントン大行進」の際『マーチン ルーサー キング』氏による演説がミックスされたヴァージョンです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/XufX35Cbxoo
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
* YouTubeにはアップされていなくSoundCloudからの音源となります。
ん
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #4
Let's Do It Again (Extended Version) / George Benson feat Dee Dee Brigewater
ブラコンなジャズ( ˆoˆ )/
『ジョージ ベンソン』 ミーツ 『カーティス メイフィールド 』(おまけ付き)
先日 自身の「音楽原体験」を回想していた時に…
『ジョージ ベンソン 』に触れる事があり
ふと…数あるアルバムの中でも
1980年代の「ブラコン期」のアルバムはあまり聴かれていないのではないかと思い
ちょっとアルバムチェック。
* 1983年「イン ユア アイズ」
* 1985年「20 / 20」
* 1988年「ホワイル ザ シティー スリープ…」
* 1988年「トワイス ザ ラヴ」
この4枚が「ブラコン期」と言っていいアルバムではないかと。
これらのアルバムがリリースされた時期の アメリカのブラックミュージックシーンのトレンドで王道のカテゴリーうちのひとつでもあった「ブラック コンテンポラリー」
また ワシントンD.C.の「Go Go」の影響なども感じさせられる「ブラコン」よりも よりダンサブルなテイストが強い「ニュー ジャック スウィング」も
「ブラコン」一派と言っても間違いではないのではないかと…。
この4枚のアルバムのプロデューサーを見てみると『トミー リピューマ』はじめ…
『ロビー ブキャナン』『マイケル センべロ』『ナラダ マイケルウォルデン』『マーカス ミラー』…
当時 時代の最先端でブイブイ言わせていた豪華なプロデューサー陣によりアルバムが制作されているんです。
でっ そのサウンドはと言うと時代を反映した「いかにも!」な「ブラコン サウンド」
ひと昔前なら「古臭さっ!」と思われていたサウンドも 現代に於いては「あり」のサウンドではないかと…。
「ミックスクラウド」を覗いてみると…
「ブラコン」「NJS」のミックスがしっかりとアップされています。
今から10年程前
当時20才代の若きハードな音楽リスナーが「○○○オフ」で¥100で投げ売りされていた「ブラコン」のCDを…
「聴いてみるとヤバイんですよっ!」
と爆買いし続けていたと言う…。
当時の自身は「ふーん」と言った感じでしたが
今となって思えば
自身の耳と感性を信じた リスニングの基本中の基本的な行為。
うちからも『ジョージ ベンソン 』の「ホワイル ザ シティー スリープ…」を持っていかれましたが…(笑)
でっ 今回ピックアップした「レッツ ドゥー イット アゲイン」と言う楽曲は
1975年に 映画「シドニー ポワチエ / 一発逆転」と言う映画の為
『カーティス メイフィールド 』が『スティプル シンガース』の為に書き下ろした楽曲なんです!
しかも このオリジナルの楽曲は ビルボードチャート No.1を獲得っ!
この楽曲をカバーし収録されたのは
1988年にリリースされたアルバム「トワイス ザ ラヴ」
しかし 今回アップした楽曲はアルバムに収録されているヴァージョンではなく
12inchでリリースされた「エクステンデッド ヴァージョン」
通常 アルバムから12inchにシングルカットされた楽曲は
よりポップによりダンサブルにリミックス〜リメイクされるのが常ですが
このヴァージョンに関しては正反対で…よりラウンジーによりシックに
と言ったミドルでエモーショナルなアダルティーなテイストへと変貌した素晴らしいヴァージョンなんです!
しかも なんと『ディー ディー ブリッジウォーター』がフューチャリング (!) されるといった
「エクステンデッド ヴァージョン」の名に恥じる事のない仕上がり!
また「ブラコン期」の『ジョージ ベンソン 』はヴォーカルへの比重を重くし あまりギタープレイは目立たない…
と言ったプロデュースがされているものが多いのですが
この楽曲では『スラム スチュアート 』起源の「スキャット オン ギター」も存分に楽しむ事ができ
あらゆる「ミュージック ラヴァー」から支持されると思わせられる素晴らしいヴァージョンだと思われます。
あまり聴かれる事が少ないと思われる『ジョージ ベンソン 』「ブラコン期」の素晴らしい「レッツ ドゥ イット アゲイン」 を ぜひ聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ 1975年リリースのオリジナルヴァージョン『スティプル シンガース / レッツ ドゥー イット アゲイン』
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/NIS4P8xbPtg
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/Pixa_cvey6A
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #3
Desire / Kamasi Washington
見落としていたジャズ…σ(^_^;)
これは解りやすいっ!!!
自身のリスニングの未熟さ故 なかなか理解出来ないでいた
アメリカ西海岸を代表する 現行ジャズミュージシャン
お馴染み『カマシ ワシントン』
ふと油断していた隙に 昨年9月にミニアルバムがリリースされていましたぁ…。
これまでに『カマシ』は2作のアルバムをリリースしていますが 両方ともCD2枚以上の大作と言う…。
しかも暑苦しいほどの密度を持ったサウンドが自身には重すぎてしまい 暫し放置していたんです。
お恥ずかしい💦
どうしても馴染めなかったのが
「密度が濃すぎるサウンド」と共に…
「誇大妄想」とも言えそうなスケール感が大きすぎるサウンドだったんです。
でっ 今回リリースされた全6曲で構成されたミニアルバム
「ハーモニー オブ ディファレンス」
なんですが…
これは解りやすいっ!!!!!
最初聴いた瞬間に感じたのが
「テレサレーベル」からリリースされている『ファラオ サンダース』のアルバム「ジャーニー トゥ ジ ワン」で聴かれる様なテイストだったんです。
これは対象となる「ジャーニー トゥ ジ ワン」がクラシックスだからと言う事ではなく
名曲「ユーヴ ゴット トゥ ハヴ フリーダム」の様な 誰もが「ピース感」を感じる事が出来る楽曲に「♪ピース ラヴ」と言ったコーラスを入れダメ押しでの「ピース感」を演出する事なく
『カマシ』のこのミニアルバムは 同時代的な「ピース感」がストレートに伝わってくる程の解りやすさを持った演奏と楽曲で構成されていると言っても間違いではないと思わせられる…と言う事でなんです。
今まで積極的な評価をする事が出来なかった自分が言うのですから間違いはないと思いますが…(笑)
また 聴き進めていく内に全体的に「チル」なテイストを強く感じられるのと同時に
意表を突かれるトライバルなテイストを持った楽曲が飛び出してきたりと これまで以上に多様性と言った事をも感じ楽しむ事が出来るミニアルバムなんです。
特に一番ビックリしたのが 最後の1曲を除き 楽曲の尺がとても短く…
しかしそれが物足りなさを感じさせないと言った 自身にとってはとてもフィットする内容なんです!
また アルバムの最後を飾る10分超えの楽曲は
今までのアルバムに収録された楽曲を踏襲した様な コーラスなども入った「誇大妄想」的なスケール感が大き過ぎる楽曲なのですが…
このミニアルバムの流れで聴いていると
70年代を中心に多くリリースが行われた「ブラック フューチャーリズム」を標榜とした『サン ラ』『アース ウインド & ファイアー』『P ファンク』等に代表される様なスケール感が大き過ぎるサウンドから
「ブラック フューチャーリズム」と言った思想の代わりに「ピース」と言った概念を当てはめれば なんの事なく
多分『カマシ』が表現したい事と近い解釈が出来るのではないかと…。
とても楽しく聴かせて頂きました。
このミニアルバムは 言ってみれば これまで『カマシ』が行ってきた演奏をダイジェストにわかりやすく解説してくれる参考書となるのではと…。
ちょっとこれから以前のアルバムを聴き直してみます。
このミニアルバムの冒頭を飾る「ディザイアー」を ぜひ聴いてみて下さいね♪
現行のジャズがお好きなリスナーの方ならきっとこの続きが聴きたくなると思いますよヽ(´▽`)/
*いつもの事ですが…『カマシ』ビギナー同然の癖に オーバーライト気味での解釈をしていると思うので「その解釈は違うんじゃないの?」と言ったご指摘があればどんどんコメント頂きたく思います。
自動的に自身は勉強でき喜ぶ事となります♪(´ε` )
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/UBGjdMU8dVs
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆ レビュー #2
Rated X (Rare) / Miles Davis
ドランムンベースなジャズ(^_-)
テオ マセロ センス大炸裂っ!!!(おまけ付き)
1969年 (昭和44年) 〜 1975年 (昭和50年) の間にとてつもない活動を繰り広げた
エレクトリック期の『マイルス デイヴィス』
あまりこう言った断定的な言い回しはしない様にしているのですが…
あえて言ってしまうと
この様な前代未聞・前人未到で超人的な音楽活動は 今後行われる事はもうないのではと…。
その活動の最中
1974年 (昭和49年) 11月22日にリリースされたのが
多分 1970年代のスタジオレコーディングで一番人気があるのではないかと思われる 2枚組のアルバム
「ゲット アップ ウィズ イット」
このアルバムには
1970年5月19日〜1974年10月7日
と言った とても良い広い期間にレコーディングされた楽曲が収録されているんです。
しかし プロデューサーである『テオ マセロ』の神ががった様な手腕により
レコーディングの年代の差など全く感じさせられる事がない
非常に完成度の高い仕上がりとなっているんです。
またレンジが広いのはレコーディングの年代だけではなく
収録されている音楽のカテゴリーも
「ドローン」「カリプソ」「ソウル」「ブルース」「ファンク」…
と非常に幅広く また『マイルス』の演奏にしては 珍しく
各カテゴリーのフォーマットの輪郭がはっきりとした演奏がなされている楽曲が多いんです。
このアルバムに収録されている
1972年9月6日にスタジオレコーディングされた
「レイテッド X」
この楽曲では『マイルス』はトランペットを吹く事なく 独特のエキセントリックなオルガンでのプレイに終始します。
また 巷で既に語り尽くされた感はありますが…
何の偶然か
1990年代前半〜中盤頃 (平成2年〜7年) にかけて イギリスで誕生したクラブミュージック「ジャングル」から進化した「ドラムンベース」と非常にリズムパターンに類似点を感じる事ができるんです。
また このリズムパターンは
1972年6月1日〜6月6日〜7月7日にかけレコーディングされ
1972年10月11日にリリースされたアルバム
「オン ザ コーナー」
に収録されている楽曲とも非常に類似点を感じさせられるんです。
でっ 今回アップした
ライブヴァージョンの「レイテッド X」は
1972年9月6日 アメリカ ボストンの「ポールズ モール」で行われた
「オン ザ コーナー」のセッションに基づいて行われた 数少ないライブの中からピックアップされたレアなヴァージョンなんです。
* この「レイテッド X」はスタジオレコーディングから 僅か8日後のライブなんです。
* オフィシャルでは1972年9月29日のニューヨーク でのライブが「イン コンサート」とのタイトルでアルバムがリリースされています。
このライブでは リズムの上で『マイルス』のオルガンだけではなく 自身のトランペット『レジー ルーカス』(g) 『カルロス ガーネット』(ss) のソロも聴く事ができます。
ここで「ゲット アップ ウィズ イット」での『テオ マセロ』の凄まじいセンスが炸裂しているプロデュースっぷりを感じる事が起こるんです。
このライブではスタジオヴァージョンと違い『マイルス』のオルガン以外にもソリストによるソロがリズムの上で展開されています。
そうすると リズムパターンの差だけでは
他の楽曲との兼ね合いで「レイテッド X」と言う楽曲の記名制が薄れてしまい
他の楽曲との差別化が極めて難しい事となってしまっているんです。
しかしスタジオヴァージョンの「レイテッド X」は
日程的に考えると『マイルス』のトランペットをオーバーダブをした楽曲制作も可能だったと思うんです。
ここから先は推測にしか過ぎませんが …
『テオ マセロ』によるプロデュースにより制作されたスタジオヴァージョンの「レイテッド X」は
ミックス作業でオルガンの定位を下げる事なく
敢えて『マイルス』のトランペットをオーバーダブをせずに
リズムを出し入れする事により演奏にアクセントを加えるのと同時に リズムを際立たせ
「足し算ではなく引き算により」
楽曲単体で置かれたとしても 記名制を強化させる事に成功し
実際に現代でも語り継がれる事となる『マイルス』の「オルガン曲」として
伝説的な「レイテッド X」と言う楽曲を完成させたのだと思うんです。
この様な事を目の当たりにすると
いかに『マイルス』が『テオ マセロ』を信頼し
『テオ マセロ』は『マイルス』の期待を上回る結果を出し続け
『マイルス』の更なる信頼を得ていたんだろうなぁ…と言う事が想像させられます。
ぜひ「ライブヴァージョン」と「スタジオヴァージョン」の「レイテッド X」を聴き比べてみて下さいねヽ(´▽`)/
☆ おまけ・スタジオヴァージョンの「レイテッド X」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/mrjFtbGKqFk
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/bJrS4UfqNxo
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪
☆レビュー #1
Searching 〜 Black Family 〜 Everybody Loves Sunshine / Roy Ayers
悶絶なジャズ(๑˃̵ᴗ˂̵)
永久保存版
問答無用・説明不要!
1940年 (昭和15年) 生まれ。
5才の時に『ライオネル ハンプトン 』よりマレットをプレゼントされ
プロミュージシャンになる事を決心したと言われる
リジェンド『ロイ エアーズ』
数年前に
「ア トライブ コールド クエスト」のDJ『アリ シャヒード ムハマド』をゲストに来日した際に
「ビルボード東京」でライブを観た時には
「おーっ!」と言う気持ちと「?」と言う気持ちが半々だったのですが…。
2018年3月1日に収録されたこのメドレーは悶絶っ!!!
異様に短い24:20を体験する事ができます!
『ギル スコット ヘロン』『クラレンス ゲイトーマス ブラウン』等とほぼ同じポジションに位置されると思われる
『ロイ エアーズ』のこの素晴らしいガチなメドレーをぜひ聴いてみて下さいねヽ(´▽`)/
* ただ日本語版のWikipediaでは「ジャズミュージシャン」と断言しているのは 今の時代を表している様でちと面白い(^_-)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/CghK8iVUHBs
↑お手数ですがURLをコピーの上ググって頂きYouTubeにてお楽しみ下さい♪